Le Corbuiser~写真家としてのル・コルビジェを訪ねて~
2015.07.30 Thursday
建築家として有名な”ル・コルビジェ”。
日本国内では東京、上野にある国立西洋美術館の基本設計をしていることで有名です。
Lescaで最も人気のモデル”La Corb's"は、ル・コルビジェが愛用したメガネからデザインされていることはすでにお馴染みですよね。
コルビジェ没後50年にあたる今年、彼が自らの空間的思考の道具として数多く残した写真の中からおよそ350枚が、早稲田大学、會津八一記念博物館にて展示されるということで足を運んでみました。
歴史あるキャンパス内の博物館ということもあって、厳かな雰囲気の中、展示されている部屋へ進むにつれて、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
まず、部屋に入ると目の前にコルビジェが愛用したメガネの登場です。
コルビジェがいくつか使用していたうち、今回展示されていたのはまん丸い型の眼鏡。
縁周りがとにかく丸く、優しい印象を持たせつつも、分厚い生地の真っ黒な色がかけた印象を力強く残すデザインです。よくよくテンプルを見るとかなり使い込まれていて内側が白く色が変わっていましたが、状態はとても良く、丁寧に取り扱っていた様子が伺えます。
続いてはコルビジェが16mmの映像カメラで撮影したという写真。
どうやらこの映像カメラに写真が残されていたことに気付いたのはごく最近だったとのことです。
16mmフィルムが入っていたケース
なかでも深く感じたのは、さざ波だったり足跡、枯れた大地、岩、木などを何故こんなにも多く撮っているのかということ。
自然に対して、常に動き変化し続ける中での物質の本質を捉えようとしていたのかと感じられました。
コルビジェの分厚い眼鏡を通して見えたものを、このように彼が残した写真で共有できたことはとても感動でした。
あなたもコルビジェの眼鏡をかけて、彼の思考に耽ってみませんか。
mod.La Corb's col.424(左)、col.100(真ん中)、col.0030(右)
フランスからの取り寄せのため納期は約3週間ほどとなります。
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