ローデンストックは130余年の歴史を誇る眼鏡総合メーカー。1877年に当時の西ドイツ、ビュルツブルグのローデンストック家により創立され、数々の画期的な光学機械、眼鏡用レンズ、そして眼鏡フレームを開発・発売してきました。
1960〜70年代には数多くの大ヒット商品が生まれ、No.1の存在になっていきました。そしてローデンストックの眼鏡フレームは一世を風靡し、高級眼鏡フレームの代名詞となり当時、若者から年配の方々まで全ての世代の憧れとなったのです。
しかし、その後Diorを始めファッションブランドの眼鏡やサングラスが台頭し、注目を浴びるようになると、その人気も陰をひそめるようになりました...。
そして今、かつての人気モデルが復刻される事になりました。
それは時間を経た事により、当時のデザインや機能などに普遍的な価値があることに気付かされたからです。また、ここ数年アメリカンスタイルのレトロデザインが主流であった事に対し、ヨーロッパ的な気品を持ったローデンストックはとても魅力的な存在でもあるからです。
それでは、今回復刻されたモデルをご紹介します。
Corvair(コルベア)
力強さを感じさせるブローが特徴的なモデル。
Torro(トロ)
古臭さの中に斬新な香りが漂う、ダブルブリッジモデル。
当時メタルフレームで一番販売されたモデルでもあります。
業界では伝説となった蚤ネジも忠実に再現されています。
(蚤ネジ:レンズを留めるネジが緩まないようにする、ネジを留める小さなネジの事)
Richard(リチャード)
堅牢で重厚なイメージだが、どことなくモダンなイメージも感じさせるサーモントタイプ。日本で最も売れたモデルの一つ。
Carlton(カールトン)
テンプルからテンプルまでが直線で繋がっていて、エッジの効いたモデル。今でもこの様なデザインをカールトンと呼ぶなど、ローデンストックのレジェンド的なモデル。
Arnold(アーノルド)
王道のサーモントタイプ。
プラスチック部分は当時の柄を再現したオリジナルの生地を使用。
こちらも日本で最も売れたモデルの一つ。
Rocco(ロッコ)
クラシックテイストの中にも現在に通じるデザインを感じられる洗練されたモデル。
蝶番のネジ留めも当時の物を再現した花形ナットを使用。
ローデンストック史上最も売れたモデル。
50〜60年代のアメリカのビンテージモデルが人気の今、レトロでいてモダンなローデンストックの眼鏡は、他には無い新鮮さを感じます。
Carlton着用
Arnold着用
世界で各モデル1000本の希少なコレクションです。
また、チタン等の当時使用されていなかった素材や技術を駆使し、当時よりもさらに優れた状態で現代に蘇られました。
拘りの技術も感じられる、復刻モデルを是非ご堪能下さい。