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展示会を開催しました!
 4/17(火)〜19(木)まで、春の展示会を恵比寿のLIVING ROOMで行いました。

今回の展示会は、N.Y.で行われた展示会VISION EXPOと、ミラノで行われたMIDO展(どちらも世界最大級の眼鏡展示会です!)で発表された各ブランドの新作を、全国の取り扱い店とプレス関係者へご紹介させていただく場です。


今年は、OPT DUOさんとYELLOWS PLUSさん、そしてDITAさんとなんと初の4社合同での大規模な展示会となりました!


会場の名前になっている「LIVING ROOM」のように、来ていただいた方にリラックスして見てもらえるように、会場にはソファや木が運び込まれ、マイナスイオン満載の空間に仕上がりました。




グローブスペックスが日本総合代理店をしている6つのブランドです。
今季コンセプトとビジュアルと合わせてどうぞ。

Robert Marc
Deep Sea Water -深い海の底に広がる神秘の世界





Anne et Valentin
20世紀を代表するエットレ・ソットサスへのオマージュ






Lunor
限りなくシンプルで限りなく美しい。チタンケーブルが登場。






FREUDENHAUS
シンプルなのにかけるとどこか違う、レトロなのになぜか格好がよい。
今季はビジュアルも充実です。






La LOOP
顧客でもある芸術家達の作品に魅せられ生まれたアーティスティックなライン。






The Spectacle




会場の心地よい雰囲気と、リラックスした音楽とともにお越しいただいた方に
「ずっといたくなる」というとても嬉しい言葉をいただきました。

どのブランドも内容が充実しており、見応えがたっぷりだったと思います。
全国の店頭に並ぶのは5月末〜になりそうですので、もう少しお待ちくださいね。

つづく


LINDA FARROW 新作/HYPEBEASTにて渋谷店紹介掲載
みなさんこんにちは。
今回まずはLINDA FARROWの最新作をお届けします!

今回のデザインは非常にクラシカルなテイストのフレームが多いです。
それではご覧下さい。

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mod.LFL86
大きめのフレームで、メガネの主張もしっかりしてくれるデザインになっています。
レトロな雰囲気もさることながら、存在感のあるフレームがオシャレなメガネ顔を作り出してくれます。

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カラーは3色。


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mod.LFL141
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こちらは一転細身のフレーム。スッキリ掛けていただける分女性にオススメの1本です。スマート+知的+オシャレな表情を与えてくれる1本です。


人気の高いラウンドフレームも再度入荷いたしました!
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mod.LFL81
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メタルで、セル巻きの大きいラウンドフレームはなかなかありません。
キュートさを演出する特徴のある1本です。






ここからはHYPEBEASTにて渋谷店が岡田のインタビューと共に掲載されましたのでご紹介します!


こちらをクリックしてご覧下さい。
      ↓↓
HYPEBEAST.jpg


Anne et Valentin 速報!新コンセプト"SOTTSASS"
こんにちは。

いよいよ新作受注会が始まります!
その中でアン・バレンタインの今季を代表するフレームをご紹介します。

CONCEPT SOTTSASS と名付けたこの新しいシリーズは、20世紀に活躍した建築・インダストリアルデザイナーのフランス人エットーレ・ソットサスへのオマージュとして発表しました。ソットサスの作品は、50年代のキッチュで近未来的なデザイン、ポップアートやアールデコなどの芸術運動からインスピレーションを得ています。
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ソットサスの作品イメージ

それでは、アン・バレンタインがメガネをここから創造するとどうなるのでしょうか。



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一見して、他には真似の出来ない楽しみに溢れたフレームは、心をくすぐるワクワクするデザイン! フロントからサイドにかけてのカラーの切り替えと独創的な立体感、ヒンジ部分はなんとフロント側に突き抜けています!鮮やかな色彩のエッセンスや幾何学的はかたちをフレームの機能面、審美面へ取り入れながらも、エレガントで整ったデザインのフレームに仕上げています。


さらにレンズの形にはそれぞれ違うイメージでデザインがされています。

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OBJET1   Janis Joplinにインスパイアされたラウンドデザイン


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OBJET2   ユーモアたっぷりな雰囲気のオーヴァルデザイン

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OBJET3   Sophia Lorenにインスパイアされた、女性らしいラインが魅力的です

ここにはご紹介しきれなかった他の型も、カラー展開もまだまだあります。
もちろん他のイメージの新作も多数ありますよ。

是非これから始まる新作受注会に実際に見にいらして下さい!
他のブランドからも、最新作をご用意して皆様をお待ちしています。









いよいよ開催!2012新作受注会 in 渋谷店
いよいよ今週の土日、渋谷店にて開催の新作受注会が迫ってきました。

この春、イタリアとアメリカの展示会で発表されたばかりの新作が一同に揃う、
かなり貴重な機会となっています!

一足お先に、新作を掛けてみませんか?

普段、店頭ではお試しいただくのが難しい、フルカラー・フルバリエーションをお試し頂けます。もちろん、気に入って頂ければ注文もOKです。
ANNE ET VALENTIN
LUNOR
FREUDENHAUS

LaLOOP
ROBERT MARC

今季の新作はどれもハズレのないモデルばかり。

ぜひ、皆様お誘い合わせの上ご来店下さい。
お待ちしております。

「spec espace」 セルロイド最新作!!
みなさんこんにちは。
本日は「spec espace」セルロイドフレームシリーズ、最新作をご紹介します。

もはや定番となったES-8201の登場が2002年。
ES-8202、8203...そして今回のES-8206となり、6作目となります。

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mod.ES-8206 col.14

掛けた時の立体的な雰囲気はそのままに、今までのモデルよりも天地幅が大きくなった事で、クラシカルな雰囲気も味わって頂けるフレームになっています。

他のカラーは、
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col.65
が入荷しています!

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内側には手掛けている職人さんの名前が刻まれています。そして1本1本がハンドフィニッシュのフレームです。
セルロイドフレームは通常のプラスティックフレームよりも磨き上げるのに3倍の時間を要します。その手間がこの艶やかな輝きを産みます。
メガネ産地福井県鯖江の職人がなせる、匠の技が光る1本です。


日本の技術と伝統がつまったメイドインジャパンのフレームを是非お試し下さい。



GLCO新作サングラス入荷!
花粉や日差しが強まるこの季節。サングラスは欠かせないと思いますが、
アメリカのブランド、GLCOよりカリフォルニアらしさ満載のPOPなサングラスが届きました。
THE NOWITA RBC/RGG
THE NOWITA BBI/MBG
上下のツートーンカラーが新鮮!かわいらしさも満点。
オーバーサイズのラウンドタイプはかなりの注目です。
THE AMOROSO CT-LPT/BG
THE AMOROSO 手前からCT-SG /CT-AQ /CT-LPT
70年代のディスコシーンからインスパイアされたサングラス。
カラーもまたカリフォルニアの雰囲気を醸し出しています。
RIALTO RPD
眼鏡タイプでも人気のRIALTOからサングラスタイプが入荷。
細身でオーバーサイズのサングラスは今イチオシ!

その他多数入荷していますので、是非店頭にてお試し下さい。
2012新作受注会開催のお知らせ
こんにちは。
嵐のような天候が過ぎ、やっと春めいてきましたね。

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今春に行われた眼鏡の国際展示会であるイタリア/ミラノのMIDO展、アメリカ/ニューヨークのVISION EXPO展で発表された最新作をいち早くご紹介します!
最新のトレンドや、気になるあのブランドの全モデル全カラーを実際に試すことの出来る、希少で特別な機会です。
ご予約は必要ありませんので、お気軽にご来場下さい。
一同皆様にお会いできます事を楽しみにお待ちしています。

対象ブランド
Anne et Valentin/FREUDENHAUS/LaLOOP/Lunor/Robert Marc

日時
2012年4月21日(土)22日(日)グローブスペックス渋谷店
2012年4月28日(土)29日(日)グローブスペックス代官山店



別件ではありますが、イタリアのLYF MAGAZINEにて、グローブスペックス渋谷店が6ページにわたって大きく掲載されました。
掲載誌を各店に配置していますので、眼鏡をご覧頂く際は、ついでにご覧頂ければと思います。


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2012 ミド展/ヴィジョン・エクスポ速報〜その2NY編〜
再び岡田です。今回は画像も多めでご紹介します。
ヨーロッパから戻り、また数日でNYに発ちました。NYはいつ帰ってきても新しいエネルギーに溢れているので、元気になる街です。小学生の頃と20代に仕事で数年を過ごした街ですので、「戻ってきた」と言う感覚もありますが、毎年来て居てもどんどん変化する街なので、NYにはいつも新しい発見があります。
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NYの街を象徴するウォールペインティング

最初に商談をしたのがRVS。会場ではなく街中の新しいホテル、Mondorian Soho に向かいました。様々なショップと共に毎年新しいNYの表情を作り上げているのがホテルです。SOHO、ミートパッキング、ブリーカーストリート、イーストビレッジなど、NYの中で話題の新しい地域はどんどん移っていきますが、この新しいホテルがある地域はSOHOの中でも一番東側の端にあり、イーストビレッジとの境界辺りです。周囲にもSATURDAY SURF など日本でも話題になっているブランドの店舗が並んでいて、また新しいNYの顔を作っていました。

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新しいホテル、Mondorian SOHO

全てがマット仕上げで、クラシックな色と、ターコイズやオレンジなどカラフルな色の組み合わせが自在に出来るトルコのブランド、RVS。今回は明るめの新しい色の提案が幾つもありました。日本と海外の色の傾向の違いをデザイナーのVidalと情報交換したところ、明らかに海外の方がカラフルでポップな色使いを好む傾向でした。提案を受け入れて、今回は少し明るめの色を仕入れてみました。ただしRVSはマット仕上げなので、明るい色も派手になり過ぎないから、意外に掛けやすいと思います。入荷したらぜひ試してみて下さい。アイウェアの色の新しい可能性が発見出来ると思います。

ミラノのMIDOで多くを見ていたため、会場内ではビジネスのミーティングと、新しい技術情報の収集のためのセミナー参加が中心でしたが、MIDOで迷っていたブランドの仕入れなど、一部新しいものを取り入れました。
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ヴィジョン エクスポの会場

まずFrench Vintage, Lesca Lunetier。ここ数年の事ですが、リーディング・グラスの格好の良さが認められてきています。ハーフアイと呼ばれる天地の浅い小型のメガネがその代表ですが、海外でもなかなか良いハーフアイが無いのが現状です。オーセンティックさと楽しさのあるブランドをリサーチしていましたが、選んだのはこのブランドでした。
パリに居を構え、3代(?)に渡ってメガネ作りをしてきた工房で、コルビジェのあの有名な丸メガネもこの工房が製作していたものです。パリの老舗ブランドらしく、様々な色合いのべっ甲色が魅力的なハーフアイが用意されており、女性の方に提案したくなる明るめの色や柄のタイプもありました。リーディング・グラスが目的でしたが、コルビジェのモデルや、その他クラシックなパリらしいラウンドのメガネなども魅力的でしたので、採用しました。

そしてCaroline Abram。やはりフランスブランドで、パリにショップも構える女性ですが、こちらは色に特徴があるブランドです。ムラサキ、グリーンなど、やや個性的な色が多いものの、色の組み合わせ方が絶妙で、派手すぎない華やかさや楽しさが魅力的なブランドです。男性が掛けられるモデルもありますが、3月に新しく女性向けに改装した代官山の店をメインの紹介店舗に考えて導入を決めました。今グローブスペックスに並ぶ品揃えに新たな魅力を加えてくれるブランドですので、入荷をご期待下さい。

ミラノでかなり関心を持ち、導入を検討していましたが、決めました。UNDOSTRIAL。一昨年くらいからDerome & BrennerのXavierや複数の有力者から評判や推薦を聞いていたブランドです。MIDOで新しい構造のウッドを利用したフレームを発表しており注目していましたが、何よりも調整が可能なウッドフレームである事と、フォルムが既存のブランドとは異なる魅力的なデザインであった事が決め手になりました。バッファローホーンやべっ甲など今までも天然素材の眼鏡は扱っていますが、ウッド(木)に関しては調整が出来ないものが多かったので導入を見合わせていました。UNDOSTRIALが新しく作り上げたウッドのデザインは完全に木だけで作られているのではなく、シートメタルのフレームをベースに表層が殆ど全部木で覆われている構造なので、取り扱い上はシートメタルのフレームと同様の調整や快適性を持ちながら、木の質感が存分に生かされています。これなら日本のお客様にも紹介出来る! と思いました。
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UNDOSTRIALのウッドを使用したフレーム

モデルで面白かったのがFace a Faceの限定サングラス。女性のリップとハイヒールをデザインに取り入れた、各色全世界200本のサングラスですが、新しいチャレンジがある面白いデザインだったので発注。
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そしてNYを代表するブランドの一つ、Selima。始め知り合った頃はまだコレクションを卸す事もしていなくて友達としてスタートし、自分がグローブスペックス開始の準備をしていた頃には旅費も乏しい中、ご主人とお子さん達の住む家に居候させて貰っていた、そんな関係です。
昨年NYに行っていなかったので、少し様子が分かりにくくなっていたSelimaでしたが、マンハッタンに着いてみるとNYで活躍する彼女のパワーと勢いに驚かされました!
最初に招待されたのはJack Spadeとのコラボの発表パーティ。SOHOにあるJack Spadeの店舗で行われました。招待されていたのは眼鏡業界の人ではなく、ファッションとメディア関係者が中心で、とてもオシャレな雰囲気の発表パーティでした。Jack Spadeのブランド全体はアメリカントラッドをベースとして、でも伝統的な重々しさではなく軽快感や楽しさを加味した提案内容でしたが、今回発表していたSelimaとのコラボもボストンタイプやウェリントンなどのプラスチックはセリマらしい軽快なカラーを使う事で上手くブランドとマッチさせていて、メタルのティアドロップはレンズにミラーを使う事でただレトロに終わらないデザインに仕上げていました。セリマの店のウィンドウも共通でこのJack Spadeコラボを推す内容になっていて、この招待状にある様なパリとNY、白黒の人と動物のイラストをモチーフにしたオシャレなものでした。

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Jack Spadeコラボ発表のパーティ

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Bond 7店のウィンドウ

また別の夜に招待されたのが、JUNE AMBROSEとのコラボサングラスコレクションを発表と誕生を祝うパーティ。会場は人気のミートパッキングエリアにあるホテル、THE STANDARDの最上階にあるクラブで、マンハッタンを一望できる事と、階段を上がると屋上まで開放的なクラブになっている、非常に格好の良いNYらしいスペース。JUNE AMBROSEは大人気の米国トップスタイリストで、Luther Vandross,  Mariah Carey, Will Smith, Jamie Foxx, Jay-Z, Mary J. Bligeなどなど、数多くの人気セレブ達のスタイリングや衣装を手掛けています。会場にはご本人も来ていて、関係者や音楽の選曲も非常にオシャレでした。Jack Spadeとは全く異なる、音楽やクラブをベースにしたファッションの世界とのコラボと言えるでしょう。こちらの発表内容はビンテージ感とファンキーなイメージを強調し、とても勢いのあるデザインで、都会に似合う格好の良いサングラスコレクションでした。
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June Ambrose コレクションのパーティ

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中央の女性がJune Ambrose

今回のNY訪問の目的の一つは、2年に一度のペースで、グローブスペックスの店舗にて行っているSelimaとのトランクショーの内容打ち合わせです。今年は5月の終わり、26日と27日に開催を予定しています。
Vision Expoの終了後、SelimaのオフィスがあるBond 7の店舗で打ち合わせをしましが、やはりJack Spadeの店舗と同じウィンドウディスプレイを施してあり、複数のセリマの店とJack Spadeの店と一緒にコラボコレクションの立ち上げを街中のキャンペーン的に盛り上げていました。
NYに幾つかあるセリマの店の中でBond 7の店舗はアイウェアだけではなく、服、バッグ、靴、アクセサリーなど多岐のファッションアイテムが並び、内容も最新のものからビンテージのデッドストックものなど、ファッション好きには堪らない品揃えがあります。個人的にも欲しいものが沢山ありました。
セリマの世界観を多面的に伝えるため、今回のトランクショーもアイウェアだけでなく、Bond 7の店舗にある沢山のアイテムをセリマと一緒にセレクトしました(お宝が多かったので少々叱られましたが)。選んだアイテムの一部をご紹介しますと
70年代のペルソールの眼鏡フレーム
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70〜80年代のカザールやエミリオ プッチなどのアイウェア
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70〜90年代のエルメスの様々なアクセサリー(これは特に素晴らしかったのでご期待下さい)
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エルメス、グッチ、その他のブランドの70〜80年代のビンテージスカーフ
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HARUMI のアクセサリー
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その他多数のブランドのリング、ブレスレット、ピンなど、多岐に渡るビンテージのジュエリーとアクセサリー

Selimaのハット

セリマのアイウェアは最新とビンテージのセリマ、発表になったばかりのJack Spadeとのコラボアイウェア、同じくデビューしたばかりのJune Ambrose とのコラボコレクションなど、セリマ アイウェアのコレクションも豊富な内容をご用意します。
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June Ambroseとコレクションのアイウェア

今回NYに行った際に、NYでのセリマのパワフルな勢いや、数々のファッション関係者とのコラボなど、NYで起こっているセリマの周りのホットな空気をもお知らせしたいと考えています。イベントをサウンドで盛り上げるために、今回はセリマの息子で現在大学生ながらDJもしているTheo(テオ)がイベントでのDJとして参加してくれます。DJネームはKID MERCER(キッド マーサー)です。
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Selimaの息子でDJのTheo

大変に盛り上がるイベントになるかと思いますので、ぜひご期待下さい!

以上が3月に訪ねたヨーロッパとNYの出張の内容報告です。
今月から6月くらいに掛けて、今回ヨーロッパとNYで仕入れしてきた様々なアイテムが入荷してきますので、ぜひ店頭と入荷時のブログをチェックして下さい。

ではまた店頭でお会いしましょう!

2012 ミド展/ヴィジョン・エクスポ速報〜その1ヨーロッパ編〜

グローブスペックスの岡田と申します。


毎年3月は展示会があって海外出張の季節ですが、今年もミラノのミド展とNYのヴィジョン・エクスポに行ってきました。展示会以外にも何カ所か回りましたので、3月は殆ど日本を留守にしていました。魅力的な新しいブランド、新作にも多数出会いましたが、その他今年この後に皆様にもご紹介出来るイベント開催するためのデザイナーとのミーティングなども幾つもありましたので、皆さんの眼鏡選びの参考にして頂いたり、今後の傾向をお知らせするために、3月に2回海外に出た出張の内容を報告しようと思います。


今回はあえて新しい「モノ」の写真は殆ど載せずに、文面を中心にご紹介しますので、想像力を働かせてご覧下さい。実際の新作は到着までお楽しみに。

飛行機から見下ろしたアルプスの山脈


3月の上旬からまず向かったのはヨーロッパ。最初の滞在地はオーストリアのウィーン。グローブスペックスのスタート当初からご紹介し続けているバッファローホーン製品の名門、ハートマンと、毎年9月に帽子のトランクショーを行ってくれているミュールバウアーの本拠地です。ウィーンは内陸だけあって気温は最高でも5℃と寒かった!

ハートマンは小さな工房で、やはりウィーンにある自身の店とグローブスペックスで扱う商品だけを作っています。今回も欧州的でクラシックなホーン眼鏡と、ホーンを使ったアクセサリーや小物を目当てに訪問しましたが、期待は裏切られずに良いものがありました。リーディンググラスのハーフアイも若干仕入れしました。

ハートマンで仕入れたホーン製品の一部


ミュールバウアーではその直前にパリで発表していた次の秋冬物の帽子をリサーチし、毎年9月に行っているトランクショーのアイテムを打ち合わせしました。今年秋に開催予定のトランクショーの内容です。ミュールバウアーは4代続いており、伝統あるハットメーカーなのですが現在の代表であるクラウスは、伝統のノウハウを継承して大切にする事と、全く新しい事へのチャレンジ、と相反する事をバランス良く行う才覚に優れています。今年も斬新なチャレンジが幾つものデザインになっていました。ブリーチしてグラデーションをかけたフェルトハット、以前ツバの部分にニットを用いていたハットの新しいバリエーションが作られていました。今度は頭に被るクラウンの部分がニットで、ツバがフェルトになっているハット、ボリュームがあるニット帽の裾を折り返すとその部分がニットのツバの様な効果を出すウールキャップ、イギリスで見付けてきた魅力的な色・パターンを有するウール地のハンチングやキャップ類、などなど盛りだくさんです。そしてもちろん伝統的でオーセンティックな定番帽子も継続しています。ミュールバウアーのトランクショーは9月16日(日)に開催予定です。(もちろん今年も豊富なデザインを揃えた上で、色、サイズ、飾りのリボンなどもお好みでカスタマイズ出来ます)お楽しみに。

ウィーンの町並み


ウィーンの後はロンドンに寄りました。ここで面白かったのは街の変化とファッションです。特に面白かったのはイーストエンドと言うロンドンでも東の外れの方にある地域で、もともとはあまり裕福ではなかった地域であり、工業的な施設が多いエリアでしたが、以前仲良くしていたデザイナーのアトリエも在った地域で、当時はゆっくりと地元のアーティスト達が集まってきていましたがこの5年ほどで大きく変貌して、そのインダストリアルな雰囲気をファッションや飲食に利用し、非常にアクティブでエネルギーに溢れる街に変化しています。このエリアのファッションで非常に興味深かったのは、Babourや英国のオーセンティックな靴ブランドの店などが並んでいるものの、ロンドン中心地域の伝統的な雰囲気とはかなり異なり、若い世代が髪のサイド部分は刈り上げて上の方は伸ばしたモヒカンスタイルのパンクなヘアスタイルとその様な伝統的なブランドの定番アイテム、そして古着などと組み合わせたスタイルが非常に面白かったです。英国の伝統的なアイテムを全く新しい解釈でファッションにしている点は英国外にも影響を与えていきそうな気がしました。

ロンドンのサヴィルロウの一角


そしてミラノ入り。今年のミドは日曜日から始まり火曜日まで。通常金曜日から始まる事が常なので今年は異例でした。日本を出る前、連日新聞やニュースではヨーロッパの金融不安の話題が報じられ、ギリシャ、スペイン、イタリアなどをかなり危惧するニュースが続いていたので、景気の先行き不安から低調な展示会になるのかと想像していました。とんでもなかったです!初日は大変な盛況ぶりで、平日に終わった最終日までかなり賑わっていました。多くのブランドがとても良い業績を上げられた事を喜んでおり、街中を見ても昨年や一昨年の方がブランド店の中に人が疎らだったのですが、今年はどこの店もかなり混んでいました。

ミラノの大聖堂


会場内の作り手の様子は、と言うと、今年のミドは非常に意欲的なチャレンジを行っていたブランドが多い!と言うのが一番の印象です。見た事がない新しい構造を作り出しているブランドも幾つかありましたが、今年の会場で目立っていたのがウッド(木)を素材に使ったフレーム。以前から木を使ったメガネはありましたが、今回のミドは今までにないほどこの素材使いにチャレンジしているブランドが目立ちました。フレーム全て木で出来ているものもあれば、他の素材とうまく組み合わせているブランドもありました。調整に難点があり、アフターケアを考えると導入を見合わせていましたが、その点もクリアしつつあるブランドも登場していました。今回は見送りましたが、今後の進化に注目して導入を検討したいと思います。

MIDOの会場


個別のブランドで特徴的だったものをかい摘んでご紹介します。

まずはアン・バレンタインのSOTTSASSシリーズ。エットーレ・ソットサスはイタリアの建築家・工業デザイナーで、欧州のデザイン誌ではかなり取り上げられる事が多い巨匠です。このソットサスをテーマに置いたコレクションでは、ソットサスが作ったオブジェの構造や、独特なカラーリングをアン・バレンタインのメガネに取り入れており、今までに見た事がない作りの楽しいメガネに仕上がっていました。フロント、テンプル、智の部品(フロントとテンプルを繋ぎ合わせる部分)が全て異なる色使いで、智の構造が見た事がない新しいものになっていてSOTTSASSを最も感じる作りです。

その他のシリーズも意欲的なデザインが目立ったアン・バレンタインですが、特に印象に残ったのがこのSOTTSASSでした。なおSOTTSASSには全世界で70本限定の特別モデルがあり、日本には僅か2セットだけ入ってくる予定です。

SOTTSASS のデザインしたオブジェや彫刻


次はロバート・マーク。毎回NYの都会的な雰囲気を伝えてくれるブランドですが、今回は色使いが素晴らしかったです。形はロバート・マークらしく、シンプル、シックで都会的な、いつものらしさに溢れるモノでしたが、今回はデザイナーご本人も、完成品が仕上がった時に自身の作品を見てとても満足して感嘆したそうです。どんな感じかをご紹介すると、ほどほどに華やかさや明るさがあるけれども、決して派手ではない上品さがあり、躍動感とシックさのバランスがとても良い! と言うのが今回のロバート・マークの印象です。


エマニュエル・カーン。70〜80年代に大変な人気のあったブランドで、復刻した今のエマニュエル・カーンも当初は当時の人気があったモデルに絞ってご紹介していましたが、今回は新しくデザインした新作の数々が素晴らしかったです。今現在のデザインと製造のチームも、当初はオリジナルの過去のモノを忠実に再現する事に力を入れていたようですが、元々あったエッセンスは崩さないで新しいデザインを少しずつ加えて行き、今回はその出来栄えが素晴らしかったです。パリのブランドらしく、クラシックな黒やべっ甲色を中心としながら、ネイビーやボルドーなどの取り入れ方が、ロバート・マークとは異なる華やかさとシックさのパリ的なバランスで行われていて、パリのオシャレ感が溢れる新しいレトロなメガネのコレクションとなっていました。エマニュエル・カーンはもう直ぐ入荷予定です。


REIZは派手ではないものの、非常にライツらしい格好の良さを非常に上手に新作で表現していました。特定のモデルが良かった、と言うよりも発表内容全体のレベルが高かったです。ブランドとして熟成と進化を遂げたのでしょうね。

ic! berlin はシートメタルに細かい穴を沢山パンチングして、レンズ無しで陽を除けるサングラスが面白かったです。これは早くも入荷しました。

また弊店でも人気が高いあるブランドの海外展示会場を訪ねたところ、日本では未導入の魅力的な作品がかなり在る事も分かり、この様なモデルも入荷する予定です。どうやら全国を考えると難しいかも知れないけれども、より面白いデザインが求められる一部地域向けの様なモデルと言うものが存在し、既存取り扱いブランドの中にも新たな発見がありました。

その他の色々なブランドでも、今回のMIDO ではここ数年景気を反映して手堅い印象の発表が続いていた事から比べると、新しい事へのチャレンジをしているブランドが目立っていましたので、この4月から6月ぐらいにかけて店頭に入荷する新作は楽しいモデルが増えますのでご期待下さい。


なお、弊社が代理店をしています、ロバート・マーク、フロイデンハウス、アン・バレンタイン、ラ・ループ、ザ・スペクタクル、ルノアに関しましては4月同21日(土)・22日(日)は渋谷店、同28日(土)・29日(日)は代官山店にて、このミドとNYのヴィジョン・エクスポで発表された魅力的な新作をいち早くご紹介・受注させて戴くイベントが一番早く見られる機会になりますので、ぜひお越し下さい!


次はNYのヴィジョン・エクスポの様子をご紹介いたします。