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ミラノ・MIDO(ミド)展速報5!

2011 MIDO展の報告、本日はMYKITAです。

 MYKITAは今回のMIDO展で初めて発注をしました。初めて見たのではないのですが、以前から気になっていて、定期的に見させて貰っていましたが、ついに今回初めて導入を決めました。ご存じの方もいるかと思いますが、MYKITAはレギュラーのコレクションとファッションのブランドとのコラボレーションをしたラインとがありますが、今日は発注をしたファッションラインのアイテムをご紹介します。

 MYLONと言う素材を使って従来にない作りで製造されているアイテムが特に面白い内容でした。この素材を使っての製品作りには大変な時間が掛かるそうです。1本作るのに2週間ほども手間が掛かるので、未だ日本にも非常に限定的な入荷しか無いそうです。非常にボリューム感を出しながらも重量感はあまり無い事から、他の素材では見られないボリューム感が特徴的なデザインでした。コラボしたデザイナーはBERNHARD WILLHELMROMAIN KREMERRAD HOURANIと言う話題性の高い3デザイナーです。

 どうです?どれも見たことが無い様なボリューム感に相当なインパクトがあります。今までに見てきたアイウェアやサングラスの概念やイメージを根本から変えてしまうほど新鮮です。それだけにちょっと掛けこなしに躊躇があるかも知れませんが、掛けてみると軽い装用感で、相当に格好良かったです。

 また最新のコラボラインはUSLU AIRLINESとのコレクションです。USLU AIRLINESはアメリカとヨーロッパで非常に話題になっているコスメのブランドで、2003年にNYでデビューしています。MYKITAとのコラボは同じカラーのマニキュアとメタルカラーのサングラスをセットにした遊び心に溢れています。特にこのイエローのモデルが良かったです!

 通常のMYKITAのコレクションは、日常の中でビジネスでも生活の中でもさりげなく格好良いアイウェアです。軽くて快適性も高いので普段使いがしやすそうです。こちらもまた別にご紹介します。ファッションのコラボレーションラインは、既存のアイウェアの概念を変えてしまうほど斬新な試みがふんだんにあり、レギュラーのコレクションとは対照的ですが、今後の進化も見逃せない、注目すべきコレクションだと思います。6〜7月頃の入荷予定です。

ミラノ・MIDO(ミド)展速報4!

2011 MIDO展の報告、今日は眼鏡の話からちょっと離れてみます。

 いつも海外出張で海外に出向くと展示会に行く以外に、小さな工房を回ったり、以前から親しいショップオーナー訪ねて情報交換を行ったり、話題の店や新しいショップのリサーチをしたり、ついでに色んな国や街を訪ね廻る事が多いです。

 今回もイタリア・ミラノでの展示会以外にオーストリアのウィーン、パリ、そしてベルギーの街を2つ訪れました。今日はその様な出張道中の印象的な町並みをご紹介します。

 まずは最初に訪ねたウィーン。ウィーンはグローブスペックスのロゴがデザインされた街でもあり、創業時から扱っているハートマンのバッファロー・ホーン製品が生み出される町、そして年1度行うミュールバウアーの帽子トランクショーのデザイナー、クラウスの居る町です。なのでグローブスペックスにとって、とても縁が深い町なのです。ウィーンも多くの欧州の町と同じく中心に大聖堂があり、その佇まいは中世にタイムスリップした様な気分になります。教会脇に集まっている馬車も良い雰囲気です。

ウィーンの大聖堂ステファンスドーム

ウィーンは今でもアーティストや職人が多くいる町であり、フランスとドイツに挟まれている地理的環境もあり、その両方の影響を受けながら風格と品のある独自の文化を創り上げているそうです。今回も買い付けたハートマンのホーン眼鏡にもそのウィーンの伝統文化を強く感じます。とても良かったのでお楽しみに。6月頃の入荷予定です。


 ミラノも町の真ん中に世界最大のゴシック建築の聖堂があり、この聖堂を見るとまた今年もミラノに来た!と言う気持ちになります。あまりに大きな教会なので全く穴場の様な存在ではありませんが、ヨーロッパの各町には「ここにまた来た!」と強く思い起こさせられる印象的な建物が各町にあります。

ミラノのドゥオモ


 パリでは新しく登場した話題の店を幾つか訪ね、ちょうどファッションのショーを行っていたミュールバウアーのクラウスと、毎年9月に行う帽子のトランクショーの打ち合わせをしました。ショーでは今期人気だったクラッシュド・フェルト(ヤレ感を出したシワ加工を施したフェルト)のハットのバリエーションが増えていて、毛足の長いフェルトや色の選択肢も多くなっていました。また巻物とセットになっているニット帽も新鮮でした。カタログのスキャンなので粗い写真ですがこんな感じです。9月半ばの日曜日に行う予定ですが、詳細を決定したらこのブログでもご紹介します。お楽しみに!

ファッションの展示会プルミエールクラスとその側のルーブル美術館

 パリでは変わった店も訪ねました。全てオートクチュールでフレームを販売しているお店。素材をプラスチック、ホーンなどから選ぶ事が出来るのですが、なんと鼈甲のメガネも売られていました。今回ベルギーにもその様な店がある事を知りました。ヨーロッパの中にも数件この様な店がある様で、かのコルビジェはこの店で鼈甲を使って、あの象徴的な丸メガネを誂えていたそうです。その一つを見せて貰いました。確かにコルビジェの掛けていたデザインで、すごく洒落ていて風格がありました。

上、パリの老舗Meyrowitz  下、鼈甲を扱うMaison Bonnet


 パリからベルギーにも行ったのですが、ベルギー国境はパリから1時間足らずで行けるので、パリ北駅から電車で向かいました。リールと言う国境の町まで電車で行き、そこから車で迎えにきて貰ってベルギー側のコルトレイクと言う小さな町へ。この町には懇意にしているミシェル・エノウのお店とアトリエがあります。初めて来ましたが、ブリュッセルやアントワープとも違う雰囲気の小さな町で、人口も少ないそうですが、歴史的な建物や美術館が多い美しい町です。ミシェル・エノウのコレクションはファッションや流行を意識したものではなく、独特なアート的感覚に根ざしています。デザイナーのマーク氏は幾何学的なハンドペイントのグラフィックを専門とするアーティストで、メガネのデザインも幾何学的に美しいバランスを感じます。訪ねた際にもデッサン中の、大型のキャンバスがアトリエに立て掛けてありました。ベルギーには独特なデザインの感覚がある様で、ミシェル・エノウのデザインにも強く表れています。写真はミシェル・エノウのお店です。モダンなデザインと歴史を感じさせる部材が入り混じっている感じですが、床や建物は150年以上経っているそうです。ヨーロッパでは古くからあるものをうまく生かした店を良く見掛けますが、日本ではなかなか出来ない事なので羨ましい限りです。眼鏡のデザインだけを見ていても魅力的なミシェル・エノウですが、町や店を訪ねてみると、眼鏡のデザイン観もより理解出来ました。

パリ北駅

ミシェル・エノウ店内

 この後にブリュッセルにも少し立ち寄ってから日本に帰ってきたのですが、もう20年ほども毎年ヨーロッパに通っていても、新しい町を訪ねるとまた新しい発見があったり、更に新しい創造が新しい世代から生み出されたり、無限に感動が続いて行く気がします。今回の新しい発見や感動も随時、このブログと店頭でご紹介して行きますので、どうぞ楽しみにしていて下さい!

代官山店 営業時間の変更
いつもご来店頂きましてありがとうございます。

グローブスペックス代官山店の4月以降の営業時間につきまして、
変更がございますのでお知らせいたします。

代官山店は、入館しているディセが計画停電の影響を受け、
営業時間を変更しております。

3月末までの営業時間は   11:00~18:00、
4月1日以降は通常営業で 11:00~20:00 です。


グローブスペックス渋谷店は、通常通り
11:00~20:00 まで営業しております。


度々の変更で皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、
よろしくお願いいたします。



ミラノ・MIDO(ミド)展速報3!

2011 MIDO展の報告、3回目です。

 JEREMY TARIANです。ジェレミーはアイウェア界の重鎮デザイナーであるアラン・ミクリ氏のご子息です。昨秋のパリのSILMO展でサングラスをデビューさせ、今回のMIDO展が2回目の発表。サングラス2モデル、メガネ3モデルをリリースしていました。

お父様は大御所デザイナーですが、その事に頼ることなく自分のペースで少しずつコレクションを充実させて行きたいそうです。

 さすがに巨匠の父親譲りの才能なのか、シンプルですが非常にキレイなラインのモデルばかり。色遣いも素晴らしいです!派手さはないものの、華やかさ、クールさ、キッチュさを併せ持ち、何とも言えない独特な格好良さがあります。

コンセプトブック一つとっても、このデザインを見て下さい。

jeremy_book.jpg

とてもセンスが良いです(II”は2弾目の発表の意味です)

 ジェレミーのコレクションは、あまり言葉で説明するよりも、実際の形や色を見ていただいた方がその世界観と魅力が分かりやすいかと思います。

 全体にサイズ感はやや大きめであるものの、程良い大きさです。入荷予定は5月です。また入ってきたらすぐにご報告します。

 今後のブランドの発展とジェレミー自身の進化がとても楽しみです!

ミラノ・MIDO(ミド)展速報2!
2011 MIDO展の報告、本日はWolfgang Prokschです。

プロクシュは弊店でもずっと人気のブランドでしたが、今回新たに Mari Visionさんと手を組まれて新生ブランドとして登場する、と言う話を聞いていたので、とても楽しみにしていました。

MIDOの会場で見させて貰ったのは、まだ出来たばかりのプロトタイプでしたが、十二分にその良さが伝わってくる内容でした。一言で言うと・・、プロクシュらしさがとても戻ってきたコレクション、と言う印象です。他のどのブランドにも似ておらず、また昔メガネの焼き直し的デザインでもないのに、オーセンティックさ、本物志向を深く感じさせるデザインです。ファッションのみならず、建築、音楽、自動車、モダンアートなど、多岐に渡る興味やインスピレーションの範囲と、幾つもの著名ブランドのアイウェアデザインを任されてきた経験が積み重なって、プロクシュ独自の世界観とスタイルを築き上げてきた結果なのでしょう。皆さんに店頭でご紹介するのがとても楽しみです。店頭に並ぶのは少し先で6〜7月くらいになりそうです。以下はその新作を使ったイメージカットです。

 

どうです?とても楽しみですよね!

たしかプロクシュのブロウタイプは初めてだったかと思いますが、他のブランドのブロウタイプが皆レトロなイメージである事に対して、プロクシュのブロウはあまりレトロな要素は感じさせず、アバンギャルドなイメージです。

ロバート・マーク氏から東日本大震災に見舞われた日本への励ましのメッセージ

NYでは週末の20日まで、国際眼鏡展示会であるVISION EXPO が行われていましたが、その会場よりROBERT MARCのデザイナーであり同店の代表であるロバート・マーク氏から東日本大震災に見舞われた日本への励ましのメッセージが届きました。メッセージ・ムービーのリンクと、メッセージの内容文を以下にご紹介させていただきます。

http://www.photoshop.com/users/anatsume/albums/

cf6335f217a34944a1166c07e809c4ae/

view#a7647f8d8d9a4910ade30d9983c5433f


NYROBERT MARCの店舗


Message from Robert Marc:

Hello. Were here at International Vision Expo and I wanted to say hello to all of our friends in Japan. Our thoughts and our support are with you and as you know, we were so grateful for all of your support back on September 11th, 2001 and as we got through that, you will get through this because the Japanese people are strong and good people like we are here in New York and, again, we know youre going to get through this and are going to thrive and be fantastic and we cant wait to see you again as soon as possible. So again, coming to you from New York, we send our love to you.

 

ロバート・マークさんからのメッセージ

日本の皆様こんにちは。

私たちは今New York Vison Expo 国際展示会場にいます。ここから日本の皆様にご挨拶させていただきたいと思います。私たちは心から皆様を応援しています。ご存じの通り2001年、9.11アメリカ同時多発テロ事件の際には、皆様方から多くのご支援をいただき深く感謝しておりました。そして、私たちはその困難を乗り越えました。今のニューヨークの私達のように、日本の皆様もこの困難を乗り越えることがきっとできるでしょう。それは皆様が強さと正しい気持ちを併せ持つ人達だから。

繰り返し申しあげます。私達は皆様がこの困難を乗り越え、また素晴らしい未来を築く事を確信しており、出来る限り早く皆様と再会できることを心待ちにしています。

ニューヨークより愛を込めて皆様にメッセージを送ります。

 

 

ミラノ・MIDO(ミド)展速報!

こんにちは。岡田です。

 

東日本大震災で被災されました方々には謹んでお見舞いを申し上げ、またご無事をお祈り申し上げます。そしてお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。我々に出来る事は節電と義援寄付などですが、何よりも被災地域の早期復興を願っています。

 

3月の1日から10日まで、今年もイタリア・ミラノで開催されるアイウェア最大の展示会の一つ、MIDO展出席を兼ねて欧州に行ってきました。今年のMIDOは日本から訪れる人が非常に少なかったため、このブログは日本の眼鏡界を少し代表してもご紹介させていただきます(笑)。

ミラノ大聖堂デュオモ

数年前まで5月に開催されていたMIDO展ですが、3月にはNYで別にヴィジョン・エキスポ展があるため、その両方に行く必要があるかどうか少し迷ったものの、やはりもう20年も毎年流れを追ってきた重要な展示会なので行く事にしました。そして行ってみて良かったです、ホントに!

この様な出張時には商品の買い付けだけではなく、重要なイベント開催の折衝、日本のユーザーのデザインの希望をデザイナーにフィードバックする事、などなど全般に渡ってテーマを持って出掛けるのですが、様々な面で収穫の多い出張でした。その内容を順番にご紹介して行きます。

MIDO展の会場

日本に帰国し、発注した商品の中で最初に到着したのがic! berlinでした。なので先ずはその紹介からです。

 毎回ic! berlinらしさがしっかり表れているベーシックな新作と、意欲的な新しいチャレンジに挑んだ新作とがあります。今回もその両方がありました。

 前回の発表時に話題を呼んだフォールディング(折り畳み式)のサングラスに続いて、今回はフォールディングのリーディンググラスを発表しました。非常に美しいフォールディンググラスです。ic! berlinの構造と素材の柔軟性を生かした、ic!だからこそ出来たフォールディンググラスでしょう。

 


アラン・ミクリ氏の息子、ジェレミー・タリアン氏がデザインしたURBANには、金属表面をエンボス加工した新モデルが登場しました。ベースのモデルもシンプルながら特徴的なデザインでしたが、エンボス仕上げのこの新モデルはもっと存在感が強いデザインになりました。格好良い新型です!

 


サングラスではイエローの交換用レンズが付属して付け替えられるモデルが登場(model: quickclick 3)。イエローのレンズは曇天時などやや暗い状況の時にコントラストをあげる事が出来るので、曇っている際のウィンタースポーツや射撃などで良く使われます。ファッションとして掛けるなら非常に日差しが強い日でなければOKです。


そしてic! berlinらしいシンプルでクリーンなデザインの新型メガネ(Model: principle)です。スタイルや場所を選ばずに幅広く活躍してくれそうなモデルです!

 

今回ご紹介した以外にも、ic! berlinはまだいろいろと到着予定です。

では、この後もMIDO展で出会ったいろいろなモノをご紹介して行きます!

 

代官山店 営業時間の変更
いつもご来店頂きましてありがとうございます。

グローブスペックス代官山店の営業時間につきまして、
変更がございますのでお知らせいたします。

代官山の入館しているディセが、計画停電の影響で営業時間を変更しております。
それに伴い、代官山店の営業時間が
11:00〜18:00 となっております。

当初は3/21(月)までの予定でしたが、
当面の間、18:00までの営業となることが決定いたしました。


なお、渋谷店は通常通り営業しております。
11:00〜20:00


皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、
よろしくお願いいたします。









Robert Marc Limited Edition "Condor"入荷!
アメリカ、ニューヨークの人気ブランドRobert Marc(ロバート・マーク)より
Limited Edition "Condor(コンドル)"が入荷しました。

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1975年に公開された映画、「コンドル」の中でCIA局員役のロバート・レッドフォードが掛けていたミラーレンズのサングラスにインスパイアされて作られました。

70sに象徴される米国のラギッドでスポーティーなスタイルをデザインしたそうです。
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レンズには非常に珍しい18金コーティングが施されています。
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モデルは2型
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mod.743 col.289(スクエアタイプ)

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mod.744 col.289(ティアドロップタイプ)

各モデル世界限定100本の稀少モデルになっています。

春に向けて新しいサングラスをお探しの方は、是非お試し下さい。
代官山店 営業時間の変更
いつもご来店いただきありがとうございます。

被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

代官山店の入館しているディセが、この度の計画停電の影響で
営業時間を変更しております。
そのため、代官山店は、本日3/15(火)〜3/21(月)まで
11:00~18:00の営業となります。

また、3/22(火)以降に関しては、通常営業を予定しておりますが、
変更となる場合もございます。
ご来店の際は、あらかじめお問い合わせください。
代官山店:03-5459-3645

なお、渋谷店は通常通り営業しております。
11:00~20:00
渋谷店:03-5459-8377

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

グローブスペックス