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パリ・SILMO(シルモ)展速報!
今年も、先週までパリで行われていた世界最大級の眼鏡の展示会、SILMOに行ってきました。   

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SILMOに行き始めて20年目になりますが、今年は自分が行き始めてから3回目の会場変更に当たって新しい場所になりました。

街中からは電車で3040分、パリ・シャルルドゴール空港にほど近いところ。
パリ中心からはちょっと遠目で、会場変更になった今年は公共交通のストライキと重り、毎日の展示会場までの通勤がちょっと大変でしたが毎日展示会に通い、また色々と面白いモノやヒトに出会いました。

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SILMOで出会った商品が日本に入ってくるのはこれから年末・年始にかけて、順次になりますが、今日からSILMOで発表された色々なブランドの見所をご紹介して行きます!

まず初回は地元のフランスが本拠地でもあるAnne et Valentin (アン・バレンタイン)から。

毎回多くの新作を発表するアン・バレンタインですが、今回は特に3つのシリーズが目を引きました。


VITRO-COLOR 

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やってくれました!アン・バレンタインらしいアン・バレンタインが帰ってきました!

女性・男性、世界の色んな国へとファンを広げた中で、デザインが多彩になった代わりに初期のアン・バレンタインらしい世界観が少し薄くなったかな・・、と思った時期もありましたが、このVITRO-COLORは非常にアン・バレンタインです!

フロントを、パズルの様に2色の色を組み合わせてデザインしている事が最大の特徴ですが、アン・バレンタイン自身「ステンド・ガラスの様!」と言っている様に2色の色遣いと光の通り方が、今までの眼鏡で見た事がないカラフルさを目元に与えてくれます。

形は5型。全体に小ぶりですが意外に難しめに見える丸系の形が掛けやすそうです。


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掛けてみるとアン・バレンタインが与えてくれる楽しくオシャレな表情を、今までの多くのモデルよりも鮮明に貰えます。同じシリーズのサングラスもとても魅力的でした。

 

LOOPS

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見た事がない作りです。右・左のヒンジの端から端まで、一筆書きで描いた様に連続した1本の金属線で繋げて作られており、レンズを入れるフレーム部分は渦巻きの様に、クルっと捻られていて、よくぞこんなメガネを作った!と言う印象です。その渦巻き部分には接続のアセテートが差し色として効いていて、魅力的なアクセントになっています。

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このモデル、掛けてみると適度に細すぎず・太すぎずなので、変わった作りだけれどメガネが出しゃばりすぎる感じではありません。もちろん個性的なデザインで、掛けるヒトを良い意味で目立たせますが、あくまで人を主役として考えているデザインだと思います。

 

COLORS

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上の二つのシリーズに比べると、一見もう少し控えめに見えます。でもフロントとテンプルの色の組み合わせ・切り返しが絶妙なセンスである事、モデルによってマットな艶消し仕上げがフロストで独特な質感を作り上げている事。そして写真ではちょっと分かりにくいかも知れませんがよく見ると全体の部分でボリュームを変える事によって、シンプルなラインであるのに、他のメガネにはない立体的なニュアンスを作り出しています。

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なので掛けてみると、置いて見ていた時の控えめな印象に比べて、その色遣いとデザインのボリュームが予想以上に顔にイイ感じのニュアンスを与えてくれるデザインである事が分かります。掛けてみないと良さが分かりにくいデザインがありますが、典型的にその様なタイプのシリーズです。

他にも魅力的なリリースがたくさんあったアン・バレンタインですが、全体には非常にブランドらしさが鮮明になっている発表内容だと思います。簡単に掛けやすい、と言う発表内容ではなく一見難しそうにも見える内容ですが、掛けてみると非常に良い雰囲気を出せるモデルが多く、うまく掛けこなすと他のブランドでは得られない楽しさや発見が盛りだくさんのコレクションです。

日本で皆さんに紹介するのが非常に楽しみです!

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