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映画とメガネ

だんだんと寒くなってきましたね。そんな時は家で映画などいかがでしょうか?

今回は映画とメガネに焦点を当てて、メガネをかけた登場人物が出てくる映画をご紹介いたします。

あらすじ:ニューヨークでプロダンサーを夢見ながらも、なかなか人生がうまく進まないアラサー女子の日常を描く、ノア・バームバック監督の2012年の作品です。

 

ヌーベルバーグへのオマージュということで白黒映画で話しは進みますが、フランス映画特有のムーディーな感じではなく、スタイリッシュで色を想像させるようなエネルギッシュでテンポの良い映画です。

 

その中でフランシスの友人でズバズバものを言う出版社勤務の女性が掛けているのがクリアの大きめメガネ。(白黒映画なので、何色かわからないのですが。。)

素顔はキリリとしたスタイリッシュな女性なのですが、クリアなメガネを掛ける事でややナードな雰囲気を出しています。辛辣なコメントも言うけど、友達思いの憎めないキャラクターを演じています。

そうクリアメガネはバランスが大事なのです。

ワーキングウーマンのようなスタイルに、やや大きめのクリアフレームを合わせることで少しの野暮ったさとおしゃれな雰囲気が混在して、意思のある女性に見せることができるのです。

Lesca LUNETIER

Anne et Valentin

Anne et Valentin

MICHEL HENAU

クラシカルに寄せないおお振りフレームは注目度大です。

下を向いた感じや

横を向いた雰囲気など、「わぁ、素敵」と言うよりも「何かいい」と言う良い塩梅を生むクリアメガネ。是非お試しになって見てくださいね。

 

この映画にはそれ以外にも小道具で効果的にメガネが出てきて、時にクスリとさせてくれます。

歯医者さんでの治療中にかけるゴーグルや

Vintage Persol

パソコンルームの男性のリーディンググラスなど

Lesca LUNETIER

Lesca LUNETIER

深刻な場面でもメガネがあるからコミカルに面白い構図になっているところも合わせて見ていただくととても面白いと思います。

レオス・カラックスの「汚れた血」の1シーンのような疾走感のある場面や、ゴダールやトリュフォーへのオマージュとして作られたと聞きながら見るとまた違った面白さがあるかもしれません。

 

白黒ゆえに生まれる光と陰の中でわざとかと思うくらいにメガネを光らせて撮影している部分が、監督の意図した部分なのか否かは分かりませんが、キャラクターの気持ちや雰囲気を物語っており「ふっ」と笑ってしまう部分があります。

どちらかと言うと文化系女子向けではありますが、おしゃれなだけの映画ではなく、誰の中にもあるどこか冴えない部分に共感してもらえると思います。気になった方は是非見て見てください。

それではまた。