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#8「眼鏡の素材には何があるの?(メタル編)」


こんにちは代官山店の嶋津です。

お客様との会話の中から出て来るお悩みや疑問を、お客様と一緒に考えて解決していくシリーズ。

#8 は「眼鏡の素材には何があるの?(メタル編)です。

様々なブランドから、色々なデザインの眼鏡がたくさん登場しています。今回はそんな眼鏡のベースとなる、素材に関してご紹介します。


眼鏡の素材は大まかに分けて、大体3種類に分けられます。

・金属素材(メタルフレーム)
・プラスチックなどの合成樹脂素材(セルフレーム)
・その他(天然素材など)


それぞれの素材には特性があり、利点・課題点などもあります。
今回は3つの中から、金属素材(メタルフレーム)に関してご案内いたします。


メタルフレームの利点
・軽くて丈夫
・調整がしやすい
・修理の幅が広い


メタルフレームの課題点
・金属アレルギーを起こす場合がある


メタルフレームの最大の特徴は、やはり軽くて丈夫であるということです。チタンなどの軽量な素材や、バネ性も備えたステンレス素材など、軽い上に強度もある素材が多いのが特徴です。また、熱を加えて調整するセルフレームに対して、工具を使って調整するメタルフレームの方が細かい調整が可能です。程度にもよりますが、溶接部分が取れた場合や、メッキ剥がれなど修復ができる場合が多いのも特徴です。素材に含まれるニッケルなどの金属により、金属アレルギーを起こす場合があるのが課題の一つですが、金属素材の中でもチタンは他の金属と比較して肌に優しく、アレルギーが少ない素材でもあります。


では、代表的な素材の紹介とモデルをご紹介します。

・モネル合金
アメリカの技術者モネルによって1906年に開発された合金で硬さや強度に加え、多少の弾力性もあります。
軽量さやバネ性は他の素材より劣りますが、代わりに合金ならではの質感や重厚感は魅力の一つでもあります。
代表的なモデル:Lunor Lunor-V 109 AG



・チタン
軽い上に硬くて丈夫なチタンは航空機などにも使用、錆びや熱にも強いためロケットや潜水艦にも使用されています。
また、他の金属に比較して肌に優しくアレルギーが少ないので、人工骨などにも使用されています。
ワイヤー状のチタンで作られたLINDBERGのフレームは驚きの軽さを実感できます。
代表的なモデル:LINDBERG Air Titanium Rim CHRISTOFFER U9



・ステンレス
鉄を主成分としながら、錆びに強く、強靭であり軽量、バネ性にも富むため壊れにくいのも特徴。シート状にカットされたステンレスのパーツを、ネジを使わず組み上げて作られたic! berlinのフレームは、眼鏡業界に革新をもたらしました。
代表的なモデル:ic! berlin etesians gold



・スターリングシルバー
劣化が少ない925スターリングシルバーは、純銀ならではの美しい色味と光沢が魅力。メガネに不可欠な剛性とバネ性を実現すべく、研究と実験を重ね誕生したGERNOT LINDNER渾身の純銀コレクションは必見です。
代表的なモデル:GERNOT LINDNER GL-153 SN



・12金張り
ベースメタルに金合金の薄い板を貼って作られている金張は、金メッキよりも、金の量が多いため、金の特徴である耐食性・耐摩耗性がより高められており、また高級な印象を与えてくれます。特に1970年代までのアメリカ製金張フレームは、金の量が多く使われており、フレームに施された細かい彫金と合わせて、より高い魅力を発しています。
代表的なモデル:The Spectacle FF-SDMT YG(American Optical1928-30s 製)





素材により魅力が変わるのが、金属フレームの面白いところでもあります。
ご紹介したモデル以外にもたくさんのフレームはございますので、ぜひお試しになって見てください。