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BEAT GENERATIONに憧れて

今季のアン・バレンタインのコレクションで是非とも男性に試していただきたシリーズがあります。

エッジをきかせ厚みを持たせたボリューム感のあるデザインが登場。その名も「CLUB」シリーズ。

 

「ニューヨークというよりシカゴにありそうな、このクラブのメンバーになるには暗黙の条件があります。互いに意見を交換し、コラボレートし、共に世界を発見したいと願う気持ちがあれば問題なし」

 

そうビートニクの若者達が夜な夜な集まったあのクラブのような。

https://nostos.jp/archives/115455

ビートニクとはビートジェネレーションとも呼ばれ1955-1964年にかけてアメリカ合衆国の文学界で異彩を放ったグループやその活動のことをいいます。1950年代と言えば第二次世界大戦が終わり、アメリカの経済発展が盛んなまさに黄金期のまっただ中。その中において何不自由のない暮らしに幻滅し、あらかじめ与えられた人生を捨てて、自分の人生は自分で決めると多くの若者が自分探しの旅に出かけるのですが。(ちなみにドロップアウトとはここから来ているようです)

そんな人々のバイブルとなったのがビートニクの作家ジャック・ケルアックの「(オン・ザ・ロード)路上」。またもう一人のアレン・ギンズバーグの詩集「吠えろ」ではヒッピーの語源にもなった「天使の顔をしたヒップスター達」という一説があります。こうした彼らの活動や生き方に世界中の若者達が共感していきました。

 

自作の詩を朗読するポエトリーリーディングや社会に対しての反発や自己の信念を言葉にして発信する方法は朗読から次第に音楽や演技等を含めたアピール性も重視されるようになり、後にボブ・ディラン等にも多大な影響を与える事となるのです。

また彼らが夜な夜な集まるクラブには常にジャズが流れ、ジャズの反骨精神の現れた音色はビートニクの思想にも共通する所があり、こぞって集まっては語り明かしたものでした。

 

少々、前置きが長くなりましたがそんな雰囲気を醸し出すアン・バレンタインのクラブシリーズ。

ニヒルで少々皮肉やのそんな若者達が気取ってかけていそうなスタイルなんて、聞いただけでわくわくします!

 

ボリューム感の上下の強弱があるDOHERTYはどこか真面目な雰囲気を漂わせますが、カーブがかかったアッパーラインが親しみを感じさせるデザインです。丸でもなく四角でもないこのボリューム感がとても気になります!!

 

粋でロックで自由に自分がやりたい事を自分がきめた通りにやりきる。DYLANにはそんな確固たる自信とエネルギーに満ちています。ボリューム感が意志の強さを描き、カクカクとしたフォルムからは知性を感じさせるモデルです。

 

どこかオールドスクールな雰囲気を醸し出す小振りなスクエア。既成のルールに鋭く異を唱える気骨を持ち、冷静に物事を観察し、いざという時にズバリと真を突く発言をする、きっとそんな人物に違いありません。

 

 

細く、掛けやすいフレームが多い中で、このテンションのボリューム感は非常に新鮮です。重たく魅せないカラーやわざとずしりと重めに魅せるカラー、カラーセレクトによっても自由自在に知性や男性的な雰囲気を醸し出す事ができるスタイルは要チェックです!

そして少しの冒険もお忘れなく。