こんにちはグローブスペックス京都店の嶋津です。
お客様との会話の中から出て来るお悩みや疑問を、お客様と一緒に考えて解決していくシリーズ。今回はリモートワークが普通になってきた今必見!
vol.13「進化版老眼鏡」です。
40歳前後で現れてくる「老眼」
眼鏡を作るきっかけになることも多いと思います。
お店でのこと#5「手元が見えづらい」 ・・・過去の記事もご覧下さい!
#5の記事でも少し触れましたが、手元用の眼鏡を作りに来る方が、知っている様で以外と試してみないとわからないことがあります。
それは、「老眼鏡で離れた距離の物は見えない」ということです。
特に老眼が進んだ50歳以上の方は顕著に感じられると思います。
離れた距離の物とは...
下記の図をご覧下さい。
東海光学ホームページよりhttps://www.tokaiopt.jp/product/p420200/
手元を見やすくする加入度数(左から3列目)が上がるほど、遠くが見える距離(遠点・右端)が小さくなります。
老眼が進んだ場合、老眼鏡(近用単焦点)だけでは少し離れた新聞の文字やパソコンの画面を見ることが難しくなってきます。
パソコンでの作業が必須の今、手元と画面を交互に見ることが多くなってきていると思います。
そんな時、便利なアイテムがあります!
それは、近々両用レンズ(近用ワイドレンズ)です。
近々両用レンズとは...
あまり聞き馴染みのないレンズだと思いますが、近々両用レンズとはデスクの手元とそこから少し離れた近方をみやすくしたレンズで、従来の手元用レンズ(近用単焦点)が、近方の一定距離(30cm~40cm位)しか見えないものを、近方における明視距離にゆとりをもたせたものになります。
レンズ上方で、デスク上のやや遠い距離のものを、下方でそれよりも手前のものを見させるレンズで、広い手元と奥行きのある中間までが見渡せる様に設計されたレンズになります。
HOYAホームページよりhttps://www.vc.hoya.co.jp/
レンズの中心から下方は近用単焦点と同様に使用することができ、中心より上方は奥行きのある所を見渡す部分になっています。
HOYAホームページよりhttps://www.vc.hoya.co.jp/
少し説明が長くなりましたが、簡単に言うと「少しだけ先が見える老眼鏡」ということになります。
今回のテーマ「進化版老眼鏡」はここから名づけました(笑)
遠近両用レンズではだめなの...
もちろん、遠近両用レンズでもお使いいただけると思います。ただ、一般的に遠近両用の場合パソコンを見やすい場所がレンズの中心より下側にあるため、画面を見る時やや顎を上げて見ないといけなくなります。長時間の作業となると、姿勢も悪くなり疲れの原因になる場合もあります。
最後に...
リモートワークが浸透してきた今、モニター越しで素敵に見える眼鏡を探されてる方も多いと思います。せっかくなら、レンズもそれにあった便利なものにしていただくのも良いのではと思います。もちろん、話だけだとよくわからない部分もあると思います。実際にトライアルしていただくことも可能ですので、気になった方は是非ご相談ください!