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2015ミラノ・MIDO展出張blog(MIDO展編)
ミラノ上陸編に続きまして、眼鏡の国際的展示会MIDO展
展示会の様子をお伝えしていきます。

ミラノの中心DUOMO駅から地下鉄で40分程、展示会場は駅から直結
しており、駅の改札は世界中から来た眼鏡関係者でいっぱいになっていました。



今回は3日間かけて[眼鏡フレームと関連アクセサリーの展示スペース]のみ
見て回りましたが、その広さは、日本最大級の眼鏡展示会IOFTの会場全体と
同じ位の広さがありました。他に、[レンズ関係の展示スペース]や
[光学機器の展示スペース]等がありますので、全体でいうと
その3倍ほどの規模はあったと思います。
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会場内のラウンジ
そんな広い会場内でもデザイナーさんとバッタリなんて事もあります。
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岡田とROBERT MARCさん


それでは早速、グローブスペックスが取り扱う各ブランドの
新作の一部をご紹介致します。

MICHEL HENAU
今回の新作はMICHEL HENAUらしい、幾何学的なラインを生かした
オクタゴンが一押し。クラシックなデザインをベースにしていますが、
肉厚なフレームと直線的なラインがもたらす印象は、モード感も感じさせる
独特なニュアンスを与えてくれます。

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REIZ GERMANY
常にシンプルなセルフレームを発表し続けているREIZ。
シンプルにも関わらずここまで、ブランドらしさを表現できるブランドは
他に無いと思います。今回も一目でREIZとわかるその独特な造形の中に、
青や紫といった、派手では無いが、普通過ぎない色を使うことにより、
ビジネスやベーシックな格好にも色を取り入れることができるハイセンスな
ニューモデルが魅力的でした。


光のあたり方で表情に鮮やかな印象をプラスしてくれます。



JEAN PHILIPPE JOLY
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デザイナーご本人
彼が掛けているのはダブルブリッジのラウンド型の新作サングラス。
掛けている雰囲気はアビエーターの様に見えますが、レンズシェイプが丸型です。
ハードな印象ですが、ナード感もあり、決め過ぎた感じにも見えません。
ややキザな雰囲気のオシャレをする時のキーアイテムにオススメです。



XAVIER DEROME
今回の新作たちも秀逸です。
特に小振りなモデルが沢山ありました。日本のブランドにはあまり無いので
お顔が小さい方や、強度の方への強い見方。グローブスペックスの隠れた
人気商品の一つです。XAVIER DEROMEならではの生地の張り合わせによって、
ベーシックな中、さり気なく個性を出してくれます。
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フロントに派手目の柄を持ってきていても、配色のバランスで
シックな印象なまま、遊び心をプラスしてくれます。

更に今回、新たなサングラスのブランドを発表していました。
蝶番のネジさえも使用しない、全てアセテートだけで出来ているサングラスです。
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クラシカルなデザインをベースにしていますが、配色と造形が
ポップで夏のオシャレに是非取り入れたい可愛らしさ。
しかも、お値段がとっても安い!ちょっと遊びのアイテムとして
気軽にお楽しみ頂けると思いますので、是非チェックして下さい。
入荷したら、直ぐにブログでもご紹介致します。



LINDBERG
展示会場の中でも、一際大きなブースを構え、毎日大勢のバイヤーで
一杯でした。今回もシンプルで機能的なアイテムが充実していました。
その中で、今回の目玉はHORNコレクション!!
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フロントにHORNを使用し、テンプルのメタルはもちん最高純度のチタン。
HORNは重量も軽い素材なので、LINDBERGの最上の掛け心地を実現した上、
HORNのもたらす質感と色で気品と高級感をお顔に添えてくれます。
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弊社代表の岡田とLINDBERGの創設者であるPeter WarrerさんとHenrik Lindbergさん。
誕生したばかりのLINDBERGを日本上陸時に岡田が深く関与した経緯があり、
親密な関係。2人が直々に商談の場に顔を出してくれました。
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Peterさん・岡田・Henrikさん



YELLOWS PLUS
世界中から圧倒的な人気を誇る日本を代表するブランドYELLOWS PLUSもブースを出していました。
シンプルながら、完成度が高く、実用的な新作が沢山。
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他の商談でお忙しい中、少し時間を頂きオーダーしてきました。



続いて弊社が代理店を務めるブランドから
Lesca Lunetier
大好評のLesca VINTAGEに新たなコレクションが追加されました。
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Lesca VINTAGEの代名詞ともいえるクラウンパントに
テンプルの芯金を見せるヴァージョンが新たに加わります。
王道なクラシカルとは違ったやや飾り気のある雰囲気が楽しめます。
他にも新しいラインナップが早くも店頭に並んでおりますので、
是非、実際に試しにいらして下さい。

現行モデルの新作の中で面白かったのが、人気モデルP1を
ハーフアイのレンズが収められる様にアレンジした、P1ハーフ。
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Joelさんが掛けていました。機能的にもビジュアル的にも新しい発想。
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岡田と服部もとってもお気に入りでした。



最後に新規取り扱いブランド
8000M
細メタルとセル巻の2種類の構造で構成されるサングラスコレクション。
全てのモデルにフラットレンズ・ダブルブリッジが採用され、
細かいディテールやケース等の付属品にいたるまで拘りが見られます。
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レンズサイズも小ぶりなので、大人っぽくシックに掛けられます。
クリアレンズや薄い色のレンズでかけてもカッコイイと思います。


他にも沢山の新作をオーダーしてきました。早くもお店に到着した
物もありますし、これから続々と入荷予定です。
その都度ブログでもご案内いたしますので、是非、実際に掛けにきて下さい。

また、新たなイベントの企画もデザーナーさんと話をしてきています。
新作の入荷に加え、TRUNK SHOWやイベントなど、
どんどん楽しみなお知らせをしていきますので、期待してお待ち下さい。


















 
2015ミラノ・MIDO展出張blog(ミラノ上陸編)
皆様、こんにちは。
グローブスペックス渋谷店の藪崎です。

今回初めて、3月1日よりミラノにて行われた、MIDO展に行ってきました。



パリのSilmo展・NYのVison Expoに並ぶ眼鏡の国際的展示会。
出張の様子をお伝えしていきたいと思います。


ミラノは日本よりも暖かく、アウターがなくても大丈夫くらいの気候。
ファッションの街で、煌びやかなイメージでしたが、
石造りの町並みと歴史的建造物からなる重厚感の中に、
近代的建築物やファッションブランドのブティックが混在する独特な雰囲気でした。

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お店などは石造りの建物にテナントの様に入っている為、
一見した街の雰囲気は非常に歴史的で落ち着いた印象です。


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ミラノの眼鏡店

ミラノの中心には世界最大級の大聖堂であるDUOMOがありました。
その造形の素晴らしさと大きさは圧巻。


DUOMOの外観
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DUOMOの内観





MIDO展の前日には、GLOBE SPECSが代理店をしているブランド、
Anne et Valentineのミーティングに参加しました。
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Anne et Valentineのミーティングが行われたのは10corsocomo
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CAFEを中心に周りにファッションや雑貨のお店、ミーティングルーム
が併設された、非常にオシャレな空間でした。


一足先にNEWコレクションの紹介を受けました。毎回ながら非常に
魅力的な眼鏡が目白押し。

その全コレクションは、5/1〜5/2渋谷店、5/3〜5/4代官山店にて
開催する2015S/S新作受注会でご紹介いたします。
是非、皆様ご自身で実際に試しにいらして下さい。お楽しみに!



写真は前回大好評だったAnne et Valentin Bシリーズのライトミラーサングラスタイプ




ミーティング後、The spectacleのAdamさんと店内で待ち合わせ。
待っていると偶然CUTLER AND GROSSのデザイナーMarieさん
とバッタリ遭遇。
流石、国際的な展示会。日・米・英の業界有名人揃い踏みです。
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(Adamさん見切れてごめんなさい。)
4/18に渋谷店、4/19に代官山店で開催されます
The spectacle TRUNK SHOW
にAdamさんも来日します。是非顔を確かめに来て下さいね!


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業界屈指のファッショニスタのツーショット。

MIDO展の様子は、次回の(MIDO展編)にてご紹介致します。


最後に、ミラノに着いた日に頂いたパスタをご紹介。
弊社代表の岡田が、GLOBE SPECSを立ち上げる前、仲良くなった、
親子代々100年以上ミラノで眼鏡屋を営んでいる方から
「ミラノで一番おいしいパスタ」と連れて行ってもらって以来、
そのあまりの美味しさにミラノに来ると必ず一度は(今回は2回)立ち寄る
というお店で一押しのペペロンチーノを頂きました。
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アルデンテとは何たるかを知りました。
硬さがあるのに、ゴリゴリ感は全くない。そしてかむ程に味わいが増していきます。
アッサリしているのに、忘れられない美味しさは中毒性ありです。

イタリアの意外な常識
・グリーンサラダはメニューに無いが、頼むと出してくれる。
(通常、緑の葉があまり料理に使われていません。)
・アイスコーヒーがめったに無い。(コーヒーをアイスで飲むという発想が無い様です。)
・日曜日はブランドのブティックなどのお店が全てお休み。日本では考えられません。
(それでも、ブランドショップが立ち並ぶメインストリートは各お店がウィンドウに
明かりつけたままにしており、皆さんそれを見て楽しんでいました。まさにウィンドウショッピングです。)


次回MIDO展編では、眼鏡についてたくさんご紹介いたしますので、お楽しみに。





 
2013 MIDO 新作紹介2 - KUBORAUM(クボラウム)
引き続き3月にミラノで行われた MIDO 展で導入を決めた新しいブランドの紹介です。
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ドイツ・ベルリンを拠点としているKUBORAUM。と言ってもデザイナー達はドイツ人ではなく、ベルリンを活動の拠点として選んだイタリア人達です。アートやファッションで、様々なアーティストが集まり、街中がクリエーティブな空気に溢れているから、この新しいブランドの活動本拠地に選んで移り住んだそうです。

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 KUBORAUM のコンセプトは「アイウェア = マスク」という考え方。KUBORAUMを着ける人の個性や魅力を増すものであり、新しい自分へと変身させてくれる、と言うアイウェアの新しい概念です。

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KUBORAUMのデザイナー達は、イタリアでファッション分野においてスタイリスト、デザイナー、エディターとしてのキャリアを経た後にこのブランドを始動させたからこそ、今までのアイウェアの世界には無かった発想とデザインが生まれたのです。

 デザインと製造管理には眼鏡製造で豊富な経験を積んだANTONIO PINCIN が、LIVIO GRAZIOTTIN SERGIO EUSEBI の自由な発想を形にしてアイウェアとしてしっかり掛けられる構造と機能性を持たせています。

 全く新しいコンセプトで生み出された、ファッションアイテムとしてのアイウェア、KUBORAUM。とても格好良いアイテムですので、ぜひ店頭で試してみて下さい。

2013 MIDO 新作紹介1 - HAPTER(ハプター)
 今年も毎年3月にミラノで行われるミド展に行ってきました。
今まで店でご紹介しているブランドからも魅力的な新作が続々と入荷してきますが、今回のミド展で扱いを決めた新しいブランドをご紹介します。

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まずHAPTER。元イタリアの大手メーカー、SAFILO に居たメンバーが満を持してこのミド展をデビューの場に選んだブランド。
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イタリア北部、ドロミテ山脈で見つかった第二次世界大戦時の「山岳氷河軍のミリタリーゴーグル」にインスピレーションを受け、第一弾のコレクションが計画されました。

柔軟性と強度に富む医療用サージカル・ステンレスを基本材にし、部位によって厚みを変えることによって柔軟性と剛性のバランスを図り、快適な柔軟性と工学的安定性を両立させました。

表面は服飾の大御所であるチェルッティが192040年代に製造していたミリタリー・ユニフォームのアーカイブを再現した生地で覆っています。

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ストーリーを読むとハードな印象ですが、掛けてみると高いファッション性があり、意外に女性が掛けても良い雰囲気になります。

 HAPTERはデビュー前にして、既にドイツ・ハノーバー工業デザイン協会(iF International Forum Design GmbH)が主催する国際的に権威のあるデザイン賞「iFデザインアワード2013」において「iFプロダクトデザイン賞(iF product design award)」を受賞しています。

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 また新しい発表が楽しみな新ブランドです。ぜひ店頭で試してみて下さい。

2012 ミド展/ヴィジョン・エクスポ速報〜その2NY編〜
再び岡田です。今回は画像も多めでご紹介します。
ヨーロッパから戻り、また数日でNYに発ちました。NYはいつ帰ってきても新しいエネルギーに溢れているので、元気になる街です。小学生の頃と20代に仕事で数年を過ごした街ですので、「戻ってきた」と言う感覚もありますが、毎年来て居てもどんどん変化する街なので、NYにはいつも新しい発見があります。
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NYの街を象徴するウォールペインティング

最初に商談をしたのがRVS。会場ではなく街中の新しいホテル、Mondorian Soho に向かいました。様々なショップと共に毎年新しいNYの表情を作り上げているのがホテルです。SOHO、ミートパッキング、ブリーカーストリート、イーストビレッジなど、NYの中で話題の新しい地域はどんどん移っていきますが、この新しいホテルがある地域はSOHOの中でも一番東側の端にあり、イーストビレッジとの境界辺りです。周囲にもSATURDAY SURF など日本でも話題になっているブランドの店舗が並んでいて、また新しいNYの顔を作っていました。

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新しいホテル、Mondorian SOHO

全てがマット仕上げで、クラシックな色と、ターコイズやオレンジなどカラフルな色の組み合わせが自在に出来るトルコのブランド、RVS。今回は明るめの新しい色の提案が幾つもありました。日本と海外の色の傾向の違いをデザイナーのVidalと情報交換したところ、明らかに海外の方がカラフルでポップな色使いを好む傾向でした。提案を受け入れて、今回は少し明るめの色を仕入れてみました。ただしRVSはマット仕上げなので、明るい色も派手になり過ぎないから、意外に掛けやすいと思います。入荷したらぜひ試してみて下さい。アイウェアの色の新しい可能性が発見出来ると思います。

ミラノのMIDOで多くを見ていたため、会場内ではビジネスのミーティングと、新しい技術情報の収集のためのセミナー参加が中心でしたが、MIDOで迷っていたブランドの仕入れなど、一部新しいものを取り入れました。
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ヴィジョン エクスポの会場

まずFrench Vintage, Lesca Lunetier。ここ数年の事ですが、リーディング・グラスの格好の良さが認められてきています。ハーフアイと呼ばれる天地の浅い小型のメガネがその代表ですが、海外でもなかなか良いハーフアイが無いのが現状です。オーセンティックさと楽しさのあるブランドをリサーチしていましたが、選んだのはこのブランドでした。
パリに居を構え、3代(?)に渡ってメガネ作りをしてきた工房で、コルビジェのあの有名な丸メガネもこの工房が製作していたものです。パリの老舗ブランドらしく、様々な色合いのべっ甲色が魅力的なハーフアイが用意されており、女性の方に提案したくなる明るめの色や柄のタイプもありました。リーディング・グラスが目的でしたが、コルビジェのモデルや、その他クラシックなパリらしいラウンドのメガネなども魅力的でしたので、採用しました。

そしてCaroline Abram。やはりフランスブランドで、パリにショップも構える女性ですが、こちらは色に特徴があるブランドです。ムラサキ、グリーンなど、やや個性的な色が多いものの、色の組み合わせ方が絶妙で、派手すぎない華やかさや楽しさが魅力的なブランドです。男性が掛けられるモデルもありますが、3月に新しく女性向けに改装した代官山の店をメインの紹介店舗に考えて導入を決めました。今グローブスペックスに並ぶ品揃えに新たな魅力を加えてくれるブランドですので、入荷をご期待下さい。

ミラノでかなり関心を持ち、導入を検討していましたが、決めました。UNDOSTRIAL。一昨年くらいからDerome & BrennerのXavierや複数の有力者から評判や推薦を聞いていたブランドです。MIDOで新しい構造のウッドを利用したフレームを発表しており注目していましたが、何よりも調整が可能なウッドフレームである事と、フォルムが既存のブランドとは異なる魅力的なデザインであった事が決め手になりました。バッファローホーンやべっ甲など今までも天然素材の眼鏡は扱っていますが、ウッド(木)に関しては調整が出来ないものが多かったので導入を見合わせていました。UNDOSTRIALが新しく作り上げたウッドのデザインは完全に木だけで作られているのではなく、シートメタルのフレームをベースに表層が殆ど全部木で覆われている構造なので、取り扱い上はシートメタルのフレームと同様の調整や快適性を持ちながら、木の質感が存分に生かされています。これなら日本のお客様にも紹介出来る! と思いました。
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UNDOSTRIALのウッドを使用したフレーム

モデルで面白かったのがFace a Faceの限定サングラス。女性のリップとハイヒールをデザインに取り入れた、各色全世界200本のサングラスですが、新しいチャレンジがある面白いデザインだったので発注。
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そしてNYを代表するブランドの一つ、Selima。始め知り合った頃はまだコレクションを卸す事もしていなくて友達としてスタートし、自分がグローブスペックス開始の準備をしていた頃には旅費も乏しい中、ご主人とお子さん達の住む家に居候させて貰っていた、そんな関係です。
昨年NYに行っていなかったので、少し様子が分かりにくくなっていたSelimaでしたが、マンハッタンに着いてみるとNYで活躍する彼女のパワーと勢いに驚かされました!
最初に招待されたのはJack Spadeとのコラボの発表パーティ。SOHOにあるJack Spadeの店舗で行われました。招待されていたのは眼鏡業界の人ではなく、ファッションとメディア関係者が中心で、とてもオシャレな雰囲気の発表パーティでした。Jack Spadeのブランド全体はアメリカントラッドをベースとして、でも伝統的な重々しさではなく軽快感や楽しさを加味した提案内容でしたが、今回発表していたSelimaとのコラボもボストンタイプやウェリントンなどのプラスチックはセリマらしい軽快なカラーを使う事で上手くブランドとマッチさせていて、メタルのティアドロップはレンズにミラーを使う事でただレトロに終わらないデザインに仕上げていました。セリマの店のウィンドウも共通でこのJack Spadeコラボを推す内容になっていて、この招待状にある様なパリとNY、白黒の人と動物のイラストをモチーフにしたオシャレなものでした。

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Jack Spadeコラボ発表のパーティ

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Bond 7店のウィンドウ

また別の夜に招待されたのが、JUNE AMBROSEとのコラボサングラスコレクションを発表と誕生を祝うパーティ。会場は人気のミートパッキングエリアにあるホテル、THE STANDARDの最上階にあるクラブで、マンハッタンを一望できる事と、階段を上がると屋上まで開放的なクラブになっている、非常に格好の良いNYらしいスペース。JUNE AMBROSEは大人気の米国トップスタイリストで、Luther Vandross,  Mariah Carey, Will Smith, Jamie Foxx, Jay-Z, Mary J. Bligeなどなど、数多くの人気セレブ達のスタイリングや衣装を手掛けています。会場にはご本人も来ていて、関係者や音楽の選曲も非常にオシャレでした。Jack Spadeとは全く異なる、音楽やクラブをベースにしたファッションの世界とのコラボと言えるでしょう。こちらの発表内容はビンテージ感とファンキーなイメージを強調し、とても勢いのあるデザインで、都会に似合う格好の良いサングラスコレクションでした。
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June Ambrose コレクションのパーティ

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中央の女性がJune Ambrose

今回のNY訪問の目的の一つは、2年に一度のペースで、グローブスペックスの店舗にて行っているSelimaとのトランクショーの内容打ち合わせです。今年は5月の終わり、26日と27日に開催を予定しています。
Vision Expoの終了後、SelimaのオフィスがあるBond 7の店舗で打ち合わせをしましが、やはりJack Spadeの店舗と同じウィンドウディスプレイを施してあり、複数のセリマの店とJack Spadeの店と一緒にコラボコレクションの立ち上げを街中のキャンペーン的に盛り上げていました。
NYに幾つかあるセリマの店の中でBond 7の店舗はアイウェアだけではなく、服、バッグ、靴、アクセサリーなど多岐のファッションアイテムが並び、内容も最新のものからビンテージのデッドストックものなど、ファッション好きには堪らない品揃えがあります。個人的にも欲しいものが沢山ありました。
セリマの世界観を多面的に伝えるため、今回のトランクショーもアイウェアだけでなく、Bond 7の店舗にある沢山のアイテムをセリマと一緒にセレクトしました(お宝が多かったので少々叱られましたが)。選んだアイテムの一部をご紹介しますと
70年代のペルソールの眼鏡フレーム
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70〜80年代のカザールやエミリオ プッチなどのアイウェア
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70〜90年代のエルメスの様々なアクセサリー(これは特に素晴らしかったのでご期待下さい)
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エルメス、グッチ、その他のブランドの70〜80年代のビンテージスカーフ
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HARUMI のアクセサリー
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その他多数のブランドのリング、ブレスレット、ピンなど、多岐に渡るビンテージのジュエリーとアクセサリー

Selimaのハット

セリマのアイウェアは最新とビンテージのセリマ、発表になったばかりのJack Spadeとのコラボアイウェア、同じくデビューしたばかりのJune Ambrose とのコラボコレクションなど、セリマ アイウェアのコレクションも豊富な内容をご用意します。
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June Ambroseとコレクションのアイウェア

今回NYに行った際に、NYでのセリマのパワフルな勢いや、数々のファッション関係者とのコラボなど、NYで起こっているセリマの周りのホットな空気をもお知らせしたいと考えています。イベントをサウンドで盛り上げるために、今回はセリマの息子で現在大学生ながらDJもしているTheo(テオ)がイベントでのDJとして参加してくれます。DJネームはKID MERCER(キッド マーサー)です。
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Selimaの息子でDJのTheo

大変に盛り上がるイベントになるかと思いますので、ぜひご期待下さい!

以上が3月に訪ねたヨーロッパとNYの出張の内容報告です。
今月から6月くらいに掛けて、今回ヨーロッパとNYで仕入れしてきた様々なアイテムが入荷してきますので、ぜひ店頭と入荷時のブログをチェックして下さい。

ではまた店頭でお会いしましょう!

2012 ミド展/ヴィジョン・エクスポ速報〜その1ヨーロッパ編〜

グローブスペックスの岡田と申します。


毎年3月は展示会があって海外出張の季節ですが、今年もミラノのミド展とNYのヴィジョン・エクスポに行ってきました。展示会以外にも何カ所か回りましたので、3月は殆ど日本を留守にしていました。魅力的な新しいブランド、新作にも多数出会いましたが、その他今年この後に皆様にもご紹介出来るイベント開催するためのデザイナーとのミーティングなども幾つもありましたので、皆さんの眼鏡選びの参考にして頂いたり、今後の傾向をお知らせするために、3月に2回海外に出た出張の内容を報告しようと思います。


今回はあえて新しい「モノ」の写真は殆ど載せずに、文面を中心にご紹介しますので、想像力を働かせてご覧下さい。実際の新作は到着までお楽しみに。

飛行機から見下ろしたアルプスの山脈


3月の上旬からまず向かったのはヨーロッパ。最初の滞在地はオーストリアのウィーン。グローブスペックスのスタート当初からご紹介し続けているバッファローホーン製品の名門、ハートマンと、毎年9月に帽子のトランクショーを行ってくれているミュールバウアーの本拠地です。ウィーンは内陸だけあって気温は最高でも5℃と寒かった!

ハートマンは小さな工房で、やはりウィーンにある自身の店とグローブスペックスで扱う商品だけを作っています。今回も欧州的でクラシックなホーン眼鏡と、ホーンを使ったアクセサリーや小物を目当てに訪問しましたが、期待は裏切られずに良いものがありました。リーディンググラスのハーフアイも若干仕入れしました。

ハートマンで仕入れたホーン製品の一部


ミュールバウアーではその直前にパリで発表していた次の秋冬物の帽子をリサーチし、毎年9月に行っているトランクショーのアイテムを打ち合わせしました。今年秋に開催予定のトランクショーの内容です。ミュールバウアーは4代続いており、伝統あるハットメーカーなのですが現在の代表であるクラウスは、伝統のノウハウを継承して大切にする事と、全く新しい事へのチャレンジ、と相反する事をバランス良く行う才覚に優れています。今年も斬新なチャレンジが幾つものデザインになっていました。ブリーチしてグラデーションをかけたフェルトハット、以前ツバの部分にニットを用いていたハットの新しいバリエーションが作られていました。今度は頭に被るクラウンの部分がニットで、ツバがフェルトになっているハット、ボリュームがあるニット帽の裾を折り返すとその部分がニットのツバの様な効果を出すウールキャップ、イギリスで見付けてきた魅力的な色・パターンを有するウール地のハンチングやキャップ類、などなど盛りだくさんです。そしてもちろん伝統的でオーセンティックな定番帽子も継続しています。ミュールバウアーのトランクショーは9月16日(日)に開催予定です。(もちろん今年も豊富なデザインを揃えた上で、色、サイズ、飾りのリボンなどもお好みでカスタマイズ出来ます)お楽しみに。

ウィーンの町並み


ウィーンの後はロンドンに寄りました。ここで面白かったのは街の変化とファッションです。特に面白かったのはイーストエンドと言うロンドンでも東の外れの方にある地域で、もともとはあまり裕福ではなかった地域であり、工業的な施設が多いエリアでしたが、以前仲良くしていたデザイナーのアトリエも在った地域で、当時はゆっくりと地元のアーティスト達が集まってきていましたがこの5年ほどで大きく変貌して、そのインダストリアルな雰囲気をファッションや飲食に利用し、非常にアクティブでエネルギーに溢れる街に変化しています。このエリアのファッションで非常に興味深かったのは、Babourや英国のオーセンティックな靴ブランドの店などが並んでいるものの、ロンドン中心地域の伝統的な雰囲気とはかなり異なり、若い世代が髪のサイド部分は刈り上げて上の方は伸ばしたモヒカンスタイルのパンクなヘアスタイルとその様な伝統的なブランドの定番アイテム、そして古着などと組み合わせたスタイルが非常に面白かったです。英国の伝統的なアイテムを全く新しい解釈でファッションにしている点は英国外にも影響を与えていきそうな気がしました。

ロンドンのサヴィルロウの一角


そしてミラノ入り。今年のミドは日曜日から始まり火曜日まで。通常金曜日から始まる事が常なので今年は異例でした。日本を出る前、連日新聞やニュースではヨーロッパの金融不安の話題が報じられ、ギリシャ、スペイン、イタリアなどをかなり危惧するニュースが続いていたので、景気の先行き不安から低調な展示会になるのかと想像していました。とんでもなかったです!初日は大変な盛況ぶりで、平日に終わった最終日までかなり賑わっていました。多くのブランドがとても良い業績を上げられた事を喜んでおり、街中を見ても昨年や一昨年の方がブランド店の中に人が疎らだったのですが、今年はどこの店もかなり混んでいました。

ミラノの大聖堂


会場内の作り手の様子は、と言うと、今年のミドは非常に意欲的なチャレンジを行っていたブランドが多い!と言うのが一番の印象です。見た事がない新しい構造を作り出しているブランドも幾つかありましたが、今年の会場で目立っていたのがウッド(木)を素材に使ったフレーム。以前から木を使ったメガネはありましたが、今回のミドは今までにないほどこの素材使いにチャレンジしているブランドが目立ちました。フレーム全て木で出来ているものもあれば、他の素材とうまく組み合わせているブランドもありました。調整に難点があり、アフターケアを考えると導入を見合わせていましたが、その点もクリアしつつあるブランドも登場していました。今回は見送りましたが、今後の進化に注目して導入を検討したいと思います。

MIDOの会場


個別のブランドで特徴的だったものをかい摘んでご紹介します。

まずはアン・バレンタインのSOTTSASSシリーズ。エットーレ・ソットサスはイタリアの建築家・工業デザイナーで、欧州のデザイン誌ではかなり取り上げられる事が多い巨匠です。このソットサスをテーマに置いたコレクションでは、ソットサスが作ったオブジェの構造や、独特なカラーリングをアン・バレンタインのメガネに取り入れており、今までに見た事がない作りの楽しいメガネに仕上がっていました。フロント、テンプル、智の部品(フロントとテンプルを繋ぎ合わせる部分)が全て異なる色使いで、智の構造が見た事がない新しいものになっていてSOTTSASSを最も感じる作りです。

その他のシリーズも意欲的なデザインが目立ったアン・バレンタインですが、特に印象に残ったのがこのSOTTSASSでした。なおSOTTSASSには全世界で70本限定の特別モデルがあり、日本には僅か2セットだけ入ってくる予定です。

SOTTSASS のデザインしたオブジェや彫刻


次はロバート・マーク。毎回NYの都会的な雰囲気を伝えてくれるブランドですが、今回は色使いが素晴らしかったです。形はロバート・マークらしく、シンプル、シックで都会的な、いつものらしさに溢れるモノでしたが、今回はデザイナーご本人も、完成品が仕上がった時に自身の作品を見てとても満足して感嘆したそうです。どんな感じかをご紹介すると、ほどほどに華やかさや明るさがあるけれども、決して派手ではない上品さがあり、躍動感とシックさのバランスがとても良い! と言うのが今回のロバート・マークの印象です。


エマニュエル・カーン。70〜80年代に大変な人気のあったブランドで、復刻した今のエマニュエル・カーンも当初は当時の人気があったモデルに絞ってご紹介していましたが、今回は新しくデザインした新作の数々が素晴らしかったです。今現在のデザインと製造のチームも、当初はオリジナルの過去のモノを忠実に再現する事に力を入れていたようですが、元々あったエッセンスは崩さないで新しいデザインを少しずつ加えて行き、今回はその出来栄えが素晴らしかったです。パリのブランドらしく、クラシックな黒やべっ甲色を中心としながら、ネイビーやボルドーなどの取り入れ方が、ロバート・マークとは異なる華やかさとシックさのパリ的なバランスで行われていて、パリのオシャレ感が溢れる新しいレトロなメガネのコレクションとなっていました。エマニュエル・カーンはもう直ぐ入荷予定です。


REIZは派手ではないものの、非常にライツらしい格好の良さを非常に上手に新作で表現していました。特定のモデルが良かった、と言うよりも発表内容全体のレベルが高かったです。ブランドとして熟成と進化を遂げたのでしょうね。

ic! berlin はシートメタルに細かい穴を沢山パンチングして、レンズ無しで陽を除けるサングラスが面白かったです。これは早くも入荷しました。

また弊店でも人気が高いあるブランドの海外展示会場を訪ねたところ、日本では未導入の魅力的な作品がかなり在る事も分かり、この様なモデルも入荷する予定です。どうやら全国を考えると難しいかも知れないけれども、より面白いデザインが求められる一部地域向けの様なモデルと言うものが存在し、既存取り扱いブランドの中にも新たな発見がありました。

その他の色々なブランドでも、今回のMIDO ではここ数年景気を反映して手堅い印象の発表が続いていた事から比べると、新しい事へのチャレンジをしているブランドが目立っていましたので、この4月から6月ぐらいにかけて店頭に入荷する新作は楽しいモデルが増えますのでご期待下さい。


なお、弊社が代理店をしています、ロバート・マーク、フロイデンハウス、アン・バレンタイン、ラ・ループ、ザ・スペクタクル、ルノアに関しましては4月同21日(土)・22日(日)は渋谷店、同28日(土)・29日(日)は代官山店にて、このミドとNYのヴィジョン・エクスポで発表された魅力的な新作をいち早くご紹介・受注させて戴くイベントが一番早く見られる機会になりますので、ぜひお越し下さい!


次はNYのヴィジョン・エクスポの様子をご紹介いたします。

 


ミラノ・MIDO(ミド)展速報!
2011 MIDO展の報告、今日はエマニュエル・カーンです。

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オリジナルのエマニュエル・カーンは、70〜80年代に大変な人気があったフランスのブランドです。デザイナー自身もそのアイウェアを掛けていた事がアイコン的な存在だった事と、スティービー・ワンダーなど当時の大御所アーティストにも愛用者が多かった事から、カザールと並んでカリスマ的な存在のブランドでした。

その背景の面白さから、当時の図面や型、工場と職人を頼りにして完全復刻を果たしたモデルを中心に、数年前からご紹介しています。今回ミラノで発表になった新作は特にメガネが充実していました。アメリカのレトロデザインと異なり、コケティッシュなニュアンスを持ちながらも、シックでセクシーな印象のデザインです。

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メガネと並んで面白かったのは、メガネ型のカチューシャ。メガネやサングラスを頭の上に載せると拡がってしまいますが、これは頭の上に載せるために作られています。フォルムと色バリエーションも非常にエマニュエル・カーンらしいデザイン。
いかがですか?

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今回はチェーンも紹介されました。アイウェアに使われているビンテージ感の強いプラチックと共通性を持たせた、シックなカラーのメガネ・サングラス用チェーンです。買い付けで探し回って、意外に見付かりにくいのはこの様なイイ感じの小物です。今回は他のブランドでもアイウェア周りの小物にいくつも良いものが見付かりましたので、また順次ご紹介していきます。

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ミラノ・MIDO(ミド)展速報5!

2011 MIDO展の報告、本日はMYKITAです。

 MYKITAは今回のMIDO展で初めて発注をしました。初めて見たのではないのですが、以前から気になっていて、定期的に見させて貰っていましたが、ついに今回初めて導入を決めました。ご存じの方もいるかと思いますが、MYKITAはレギュラーのコレクションとファッションのブランドとのコラボレーションをしたラインとがありますが、今日は発注をしたファッションラインのアイテムをご紹介します。

 MYLONと言う素材を使って従来にない作りで製造されているアイテムが特に面白い内容でした。この素材を使っての製品作りには大変な時間が掛かるそうです。1本作るのに2週間ほども手間が掛かるので、未だ日本にも非常に限定的な入荷しか無いそうです。非常にボリューム感を出しながらも重量感はあまり無い事から、他の素材では見られないボリューム感が特徴的なデザインでした。コラボしたデザイナーはBERNHARD WILLHELMROMAIN KREMERRAD HOURANIと言う話題性の高い3デザイナーです。

 どうです?どれも見たことが無い様なボリューム感に相当なインパクトがあります。今までに見てきたアイウェアやサングラスの概念やイメージを根本から変えてしまうほど新鮮です。それだけにちょっと掛けこなしに躊躇があるかも知れませんが、掛けてみると軽い装用感で、相当に格好良かったです。

 また最新のコラボラインはUSLU AIRLINESとのコレクションです。USLU AIRLINESはアメリカとヨーロッパで非常に話題になっているコスメのブランドで、2003年にNYでデビューしています。MYKITAとのコラボは同じカラーのマニキュアとメタルカラーのサングラスをセットにした遊び心に溢れています。特にこのイエローのモデルが良かったです!

 通常のMYKITAのコレクションは、日常の中でビジネスでも生活の中でもさりげなく格好良いアイウェアです。軽くて快適性も高いので普段使いがしやすそうです。こちらもまた別にご紹介します。ファッションのコラボレーションラインは、既存のアイウェアの概念を変えてしまうほど斬新な試みがふんだんにあり、レギュラーのコレクションとは対照的ですが、今後の進化も見逃せない、注目すべきコレクションだと思います。6〜7月頃の入荷予定です。

ミラノ・MIDO(ミド)展速報4!

2011 MIDO展の報告、今日は眼鏡の話からちょっと離れてみます。

 いつも海外出張で海外に出向くと展示会に行く以外に、小さな工房を回ったり、以前から親しいショップオーナー訪ねて情報交換を行ったり、話題の店や新しいショップのリサーチをしたり、ついでに色んな国や街を訪ね廻る事が多いです。

 今回もイタリア・ミラノでの展示会以外にオーストリアのウィーン、パリ、そしてベルギーの街を2つ訪れました。今日はその様な出張道中の印象的な町並みをご紹介します。

 まずは最初に訪ねたウィーン。ウィーンはグローブスペックスのロゴがデザインされた街でもあり、創業時から扱っているハートマンのバッファロー・ホーン製品が生み出される町、そして年1度行うミュールバウアーの帽子トランクショーのデザイナー、クラウスの居る町です。なのでグローブスペックスにとって、とても縁が深い町なのです。ウィーンも多くの欧州の町と同じく中心に大聖堂があり、その佇まいは中世にタイムスリップした様な気分になります。教会脇に集まっている馬車も良い雰囲気です。

ウィーンの大聖堂ステファンスドーム

ウィーンは今でもアーティストや職人が多くいる町であり、フランスとドイツに挟まれている地理的環境もあり、その両方の影響を受けながら風格と品のある独自の文化を創り上げているそうです。今回も買い付けたハートマンのホーン眼鏡にもそのウィーンの伝統文化を強く感じます。とても良かったのでお楽しみに。6月頃の入荷予定です。


 ミラノも町の真ん中に世界最大のゴシック建築の聖堂があり、この聖堂を見るとまた今年もミラノに来た!と言う気持ちになります。あまりに大きな教会なので全く穴場の様な存在ではありませんが、ヨーロッパの各町には「ここにまた来た!」と強く思い起こさせられる印象的な建物が各町にあります。

ミラノのドゥオモ


 パリでは新しく登場した話題の店を幾つか訪ね、ちょうどファッションのショーを行っていたミュールバウアーのクラウスと、毎年9月に行う帽子のトランクショーの打ち合わせをしました。ショーでは今期人気だったクラッシュド・フェルト(ヤレ感を出したシワ加工を施したフェルト)のハットのバリエーションが増えていて、毛足の長いフェルトや色の選択肢も多くなっていました。また巻物とセットになっているニット帽も新鮮でした。カタログのスキャンなので粗い写真ですがこんな感じです。9月半ばの日曜日に行う予定ですが、詳細を決定したらこのブログでもご紹介します。お楽しみに!

ファッションの展示会プルミエールクラスとその側のルーブル美術館

 パリでは変わった店も訪ねました。全てオートクチュールでフレームを販売しているお店。素材をプラスチック、ホーンなどから選ぶ事が出来るのですが、なんと鼈甲のメガネも売られていました。今回ベルギーにもその様な店がある事を知りました。ヨーロッパの中にも数件この様な店がある様で、かのコルビジェはこの店で鼈甲を使って、あの象徴的な丸メガネを誂えていたそうです。その一つを見せて貰いました。確かにコルビジェの掛けていたデザインで、すごく洒落ていて風格がありました。

上、パリの老舗Meyrowitz  下、鼈甲を扱うMaison Bonnet


 パリからベルギーにも行ったのですが、ベルギー国境はパリから1時間足らずで行けるので、パリ北駅から電車で向かいました。リールと言う国境の町まで電車で行き、そこから車で迎えにきて貰ってベルギー側のコルトレイクと言う小さな町へ。この町には懇意にしているミシェル・エノウのお店とアトリエがあります。初めて来ましたが、ブリュッセルやアントワープとも違う雰囲気の小さな町で、人口も少ないそうですが、歴史的な建物や美術館が多い美しい町です。ミシェル・エノウのコレクションはファッションや流行を意識したものではなく、独特なアート的感覚に根ざしています。デザイナーのマーク氏は幾何学的なハンドペイントのグラフィックを専門とするアーティストで、メガネのデザインも幾何学的に美しいバランスを感じます。訪ねた際にもデッサン中の、大型のキャンバスがアトリエに立て掛けてありました。ベルギーには独特なデザインの感覚がある様で、ミシェル・エノウのデザインにも強く表れています。写真はミシェル・エノウのお店です。モダンなデザインと歴史を感じさせる部材が入り混じっている感じですが、床や建物は150年以上経っているそうです。ヨーロッパでは古くからあるものをうまく生かした店を良く見掛けますが、日本ではなかなか出来ない事なので羨ましい限りです。眼鏡のデザインだけを見ていても魅力的なミシェル・エノウですが、町や店を訪ねてみると、眼鏡のデザイン観もより理解出来ました。

パリ北駅

ミシェル・エノウ店内

 この後にブリュッセルにも少し立ち寄ってから日本に帰ってきたのですが、もう20年ほども毎年ヨーロッパに通っていても、新しい町を訪ねるとまた新しい発見があったり、更に新しい創造が新しい世代から生み出されたり、無限に感動が続いて行く気がします。今回の新しい発見や感動も随時、このブログと店頭でご紹介して行きますので、どうぞ楽しみにしていて下さい!

ミラノ・MIDO(ミド)展速報3!

2011 MIDO展の報告、3回目です。

 JEREMY TARIANです。ジェレミーはアイウェア界の重鎮デザイナーであるアラン・ミクリ氏のご子息です。昨秋のパリのSILMO展でサングラスをデビューさせ、今回のMIDO展が2回目の発表。サングラス2モデル、メガネ3モデルをリリースしていました。

お父様は大御所デザイナーですが、その事に頼ることなく自分のペースで少しずつコレクションを充実させて行きたいそうです。

 さすがに巨匠の父親譲りの才能なのか、シンプルですが非常にキレイなラインのモデルばかり。色遣いも素晴らしいです!派手さはないものの、華やかさ、クールさ、キッチュさを併せ持ち、何とも言えない独特な格好良さがあります。

コンセプトブック一つとっても、このデザインを見て下さい。

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とてもセンスが良いです(II”は2弾目の発表の意味です)

 ジェレミーのコレクションは、あまり言葉で説明するよりも、実際の形や色を見ていただいた方がその世界観と魅力が分かりやすいかと思います。

 全体にサイズ感はやや大きめであるものの、程良い大きさです。入荷予定は5月です。また入ってきたらすぐにご報告します。

 今後のブランドの発展とジェレミー自身の進化がとても楽しみです!