こんにちは!
グローブスペックス京都店の岡田です。
9月にフランス・パリで行われた眼鏡の展示会SILMOに行ってきまして、京都店への仕入れを行いました。
その際にオーダーした各ブランドの新作も続々と京都店に届いてまいりましたので今回は中々目にすることのないイベントの様子や実際に届いた眼鏡と合わせて最近の海外渡航事情なども少しご紹介したいと思います。
〜1日目〜
時差ボケもあり必要以上に朝早く起きてしまったので朝はホテルの近辺を散策してみました。
こういう市場のような場所があるとつい見てしまいます。
広々としていて気持ちいいですね。
ちなみにSILMOの展示会は翌日からです。
パリ市内には歩いているとパッサージュと呼ばれるアーケードのようなところがいくつもあり、中に何があるのか全くわからないため若干入りにくいのですが入ってみると面白そうなお店をたくさん見つけることが出来ます。
ヨーロッパでも有名なヴィンテージ眼鏡中心に取り扱うお店。
外観だけで惹かれます。
別の場所ではお客様の顔に合わせて完全オーダーメイドの眼鏡を制作することで有名店にもお邪魔しました。
その後近くにあったセリマさんのお店へ。
デザイナーがいるとは思わず立ち寄ってみるだけのつもりだったのでアポなしの訪問だったのですが快く新作などをご紹介していただきました。
とくにこのピンクのティアドロップがカッコよかったです。
ぜひお試しになってみてください。
このあとは社長たってのご希望でタルトタタンのお店へ。
初めて食べたのですが確かにすごく美味しかったです。
Anne et ValentinやAHLEMの関係者とのミーティングを行なって初日は終了しました。
初日から割と盛りだくさんです。
ちなみにパリの街中ではマスクをしている方はほとんどいませんでした。
持ち歩いてはいるようで地下鉄など混み合う場所ではピンポイントで使い分けている印象ですね。
日本もこのあたりの状況はもう少ししたら変わるのでしょうか。
〜2日目〜
いよいよSILMOスタート。
ということでまずは展示会場の写真から。
朝早めに行ったこともありまだ人はあまり多くありませんでした。
余談ですが広い屋内空間や大きい建物ってなんだかワクワクしますよね。
そして早速Lescaのジョエルさんに新作をご紹介頂きます。
今回の新作もとてもいい感じ。
このあたりは京都店にも最近届きました。ぜひ店頭でお試しになってみてください。
続いて個人的にもすごく好きなブランド"Jean Philippe Joly"。
デザイナーさんはものすごくエネルギッシュな方ですごく元気をもらえます。
ここの眼鏡もかけていて楽しいですね。
なかには殊更斬新なデザインのものも。
こちらのモデルは実は真ん中のサングラス部分が取り外しできるようになっており、眼鏡/サングラスの2way仕様でした。
一般的なクリップオンサングラスと全然違います。
その後ベルギーのブランドHENAUのブースへ。
ここも他のブランドとは一味違う雰囲気でおしゃれですね。
SILMO1日目はこの辺りまで。
会場は郊外にある為電車でパリ市内に戻ります。
貴重なオフショット。
〜3日目〜
この日もLescaからスタート。
昨日時間がなく見られなかったヴィンテージをご紹介いただきました。
いつも笑顔が素敵なジョエルさん。
この辺りはまだ店頭には届いておりませんが届き次第ご紹介できればと思います。
続いてはイギリスのブランドCUTLER AND GROSSへ。
デザイナーのマリーさんに直接ご紹介いただきました。
こちらのブランドは京都店では取り扱いがないのですがとてもかっこよかったです。
取り扱いを始めようか迷うくらいでした。
というかかけたい。(私情)
最後はドイツのシートメタル製フレームでおなじみのHaffmans & Neumeister。
シートメタルといえばメタル単体のデザインが中心ですがセルとの組み合わせのものもいいですよね。
他のメタル素材のフレームでセルと組み合わせたものもありますが少し違った表情になります。
この日の夜はAHLEMとAnne et Valentinのパーティーにお招きいただいたので参加してきました。
AHLEMのパーティーはなんとガリエラ美術館を貸し切りです。
〜4日目〜
SILMOの展示会最終日です。
すでにあらかた必要なオーダーは済ませていたのでこの日の朝は会場より先に骨董市へ。
京都店用にヴィンテージのシルバー製のトレーを購入してきました。
その後会場に入りLazare studioのアレックスさんに新作を見せていただきました。
ようやく京都でも10月に取り扱いがスタートしたLazare studioですが新作もとてもカッコよかったです。
今までのコレクションと同様にシンプルながら存在感のあるデザインが多くお店に届くのが非常に楽しみです。
注目度も高いブランドであり京都店でもすでに多くのお客様にお選びいただいております。
眼鏡もサングラスもカッコイイのでぜひお店でも見てみてくださいね。
夜はセリマさんとのディナー。
地元の人しか知らない穴場のパッサージュを教えてもらいました。
かなり歴史のある場所だそうで床や天井の造りなどもとても綺麗です。
写真には写っていませんがその他にも色々なブランドのオーダーを行なってきました。
デザイナーさんとお会いして直接デザインのこだわりや商品の説明をしてもらうのはやはり貴重な機会です。
お店で私が接客させていただく機会があればお客様にもそれをお伝えしていきたいですね。
また同じ日本から来ているブランドの方とお話しさせていただく機会もあり、遠く離れたヨーロッパでも日本のブランドが人気なのを見ると嬉しく思いますね。
〜5日目〜
この日は移動日。パリを離れて眼鏡の産地として有名なジュラへ向かいます。
日本で言うところの鯖江のような場所です。(鯖江もまだ行ったことがないので一度行ってみたいです)
眼鏡のミュージアムもありました。
ちなみにCUTLER AND GROSSのマリーさんに教えてもらっていたのですがこの辺りは食べるものがパリと全然違いました。
肉・チーズ・じゃがいもが中心で割とヘビー。
個人的にはそのあたりは大好きなので全然平気でしたがお米を食べないと辛い人にはなかなかキツイかもしれません。
ジョエルさんいい笑顔。
〜6日目〜
Lescaのジョエルさんにご案内いただきヴィンテージの眠る工房へ。
眼鏡好きな方にはたまらない場所だと思います。
以前働いていたThe Spectacleのメガネがストックしてある場所もこんな感じだったので少し懐かしい気持ちになりました。
掘り出し物たくさんだったのですがお店に届くのはちょっと先になりそうな感じ。
ただ良いものが多かったので楽しみです。
届いたらまたインスタグラム等でご紹介します。
〜7日目〜
前日のヴィンテージに続いてこの日は現行品の製造場所をご案内いただきました。
眼鏡の製造工程を見るのも初めてだったのでとても楽しかったですね。
工場見学なども小さい頃から好きだったのでワクワクします。
その後パリへ戻りいよいよ日本へ向かう飛行機の待つ空港へ。
…と思いきや社長が最後にまたタルトタタンが食べたいとのことでもう一度食べてきました。
本当に好きなようです。
2回も食べるとは思っていませんでしたが確かに美味しいのでパリに行かれることがあればぜひ食べてみてください。
Les Philosophes
28 Rue Vieille-du-Temple, 75004 Paris, France
タルトタタン以外のご飯も全て美味しかったので全体的にレベルの高いお店なのだと思います。
個人的にはこのコンフィが絶品でした。
その後13時間ほどのフライトを経て無事帰国。
入国についても少し前までは陰性証明書の提出など煩雑な手続きが必要だったり隔離期間もあったようですが、だいぶ緩和されWeb上でワクチンの接種証明の登録などを済ませておけば以前の入国手続きとあまり変わらずスムーズに済みました。
展示会以外で印象に残ったこととしてはイメージ通りなのですがパリはおしゃれな人が多く、服だけでなく眼鏡を上手に使っている方が多かったです。
本当に似合う眼鏡はかける人をとても魅力的に見せてくれます。
値段も関係ないですし流行のものである必要もないと私は思います。
ただそういう眼鏡を選ぶのはなかなか難しいので良ければいつでもお手伝いさせていただければと思います。
長かったですが以上フランス出張のレポートでした。
お店にいらしたらぜひ今回ご紹介している眼鏡も試してみてください!